「泥棒役者」 映画 

teru10162017-12-06


1100円  

予告編を観て絶対に観たいと思った。マッシュ頭の市村さんだよ!
関係ないけど、映画の予告編って連鎖を呼ぶと思う。観たいと思わせる戦略。

元泥棒のはじめ(丸山隆平)は恋人の美沙(高畑充希)とやり直そうとしていたのに、
また泥棒を手伝わされて、忍び込んだ絵本作家の前園俊太郎(市村正親)の家で出くわす人々をかわすうちに、
なぜか絵本を作る手伝いをすることになって。。。。。

話し的には想像どおりで、勘違いの連鎖がおもしろさを呼ぶ感じなのだけど、
ちょっとありえない設定が多すぎて、苦笑いが多くなったのは事実。
そのくだりよりは、俊太郎の妻との思い出作品や、はじめと美沙のほのぼの恋愛が心あたたまる感じはした。
救いようのないと思った泥棒仲間(宮川大輔)もラストシーンでほっとできた。
上司のストレスで腹痛をくりかえす女性編集者(石橋杏奈)とか売れないセールスマン(ユースケサンタマリア)、
孤独なユーチューバ―(片桐仁)も極端な書き方だったけどハッピーエンドで終わって良かった良かった♪

これって舞台だったらもっと面白いんじゃないかな、と思ったら、舞台もあったのね。
舞台の作・演出をした西田征史がこの映画の監督だったのだ。 演出家と映画監督・・・両方できるんだ。
まあ、歌手と役者、芸人とアナウンサーとか今はオールマイティーな人も増えているし、
そんなにいろんな才能があるなんてうらやましい限り。。。

それにしても市村さんは素敵だな〜 1月の「屋根の上のヴァイオリン弾き」が楽しみだ♪

「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」 映画 

1100円  


イカの制作によるストップモーションアニメ。
人形を少しづつ動かして撮影するという、アニメより更に手の込んだ作成に時間のかかる作品。
CGやVFXももちろん合わせて駆使されている。あまりよく違いがわかってないけれどw
CGの気持ち悪いくらいのリアル感はないのだけど、KUBOや他のキャラクターがいきいきと動き回る様は驚きだ。
最初はストーリーよりその動きを追っていたのだけど、あまりの自然さにだんだん慣れてきて、
じっくりストーリーを堪能できた。日本人以外が日本人を語るすばらしい作品。
おかしいんじゃない?という部分は正直見当たらなかった。 あらさがしのように見ればあったかもしれないけど。
でも、時代背景を含めて、日本人特有の感性のようなものは表現されていたと思う。
三味線、折り紙、刀、昔の衣装、風物詩などなど、髪の毛一筋にも細かい日本が施されていた。
製作者の愛情を感じる。セリフは英語で字幕だったのだけど、簡易な英語で、わかりやすかった。
「If you must blink, do it now.(瞬きするなら今だよ)」決まりセリフ?もかっこいい♪

クワガタやサルのひょうきんさはコメディチックでとても面白かった。
館内に笑いが広がっていた。(ちなみに6割は入っていたと思う。)

3つの道具を探すというアドベンチャー的なところや、海の怪物たちとのスペクタクルな戦いなどなど、
若い人にもうけそうな作りでさまざまな方角から楽しむことができる作品だった。

もう一度観てもいいと思える作品、しかしなんで「クボ」なんだろう?(;^。^A