「なにもしない冬」 ぽんプラザホール

teru10162009-03-03

19時半〜 2500円 2008舞台劇術シリーズ 演出 山田恵理香
GIGAの役者さん+個性派俳優の面々が土田作品にチャレンジ。 客入れからステキな演出。 真崎さんが魅力的なピエロ風に前説とかロビパフォとか。 偽札wを配ってサーカスのとき投げてくれと。 これは難しかったな。 ゆったり動きながらの前説はよかった♪ 可愛い。 いつもと違うドアから入場もドキドキ。 入ると舞台を真ん中にして客席が回りにずらり。 アクロス円形ホールのような具合。 どこがベスト?と探したあげく、一番客席を多く作っている側の中央に陣取る。 舞台には既に役者がスタンバイ。 1、2、3・・・見えるところに6人。 ずっと物をたたく音が聞こえるから全部で7人だな。 30分前に入ったのに既にいる役者はピクリとも動かない。 すごい・・・じっとしている以上に苦痛なことってないような気がする。 寝てる人、まさかほんとに寝てないよねw 宝くじを当てた酒井団長(林田麻里)はそれを元手にマチコサーカスを開くがうまくいってない。 この町にきてから一度も公演していない。 かけだしのピエロ三人と、装置、照明スタッフの二人ともぎくしゃく。 役場の男がいつまでも上演しないサーカスに業を煮やしてやってくる。 ピエロ三人はとても好きな男優たち。 菊沢将憲、長岡暢陵、井上郁朗。 スタッフの二人、猛者真澄、坪内守も良かった。 役場職員(川口大介)も役割を十分に表していた。 山田さんの演出は激しいらしいのでそえれに耐えられる人が集まってるということだ。 そして団長、すごい存在感。 上手い、すごい〜とただただ感心。 プロフィールを見ると驚く映画にたくさん出演。 すごい人がきたものだ。 サーカスの出し物か、トロッコが舞台の周りを走る、アクセント。 電動か? 自由に前後に走る。 楽しかった♪ 土田さんの脚本らしいけど、山田さんにかかると”GIGA”になるのがおもしろい。 財団プロデュースなのでかなりお金をかけているのがみてとれる。 観客は地元演劇人が多かったけど、私たち一般客もけっこういたような気がする。 いつも思う、一般客ってどうやって増やせばいい? 財団がぽんプラザを利用するのってあまり聞かない気はするけど、どんな路線でも演劇をやる側のスキルアップ、観劇者の増員、を目指すのが福岡県全体の目標だろう、財団だろうが私劇団だろうがなんでもいいからぜひ目を引く公演をやってほしい。 と、偉そうに言ってみる。