「臨界マクベス」 ぽんプラザホール

teru10162018-06-29


19時〜 2500円(早割) あなピグモ捕獲団

原作:ウィリアム・シェイクスピアマクベス
脚本・演出 福永郁央

シェイクスピアの名作マクベス
これが福永さんにかかるとこうなるのか。
前回のベケットに比べるとはるかにわかりやすい。
いつものように出演者多数なのに、全員が濃いキャラクター。
演出の独特な部分はマクベス夫人を6人も用意。どんだけマクベスもてるんだw
この夫人らを魔女たちとダブルキャストでコロスのように使ったりもする。
そしてさらに、マクベス=森田を囲む現代劇。

マクベスのお決まりのセリフをしゃべりながら、突然現代の関係に戻る(移る?)
これは面白い演出だけど、絶対役者さん大変だよな。あ。。。台本を買えば良かった。
どの役もとても良かったんだけど、特に目立っていたのが、マクベス夫人1と
森田の妻、歩夢役のこがきょさん。 マクベス夫人役は5人いようが6人いようが、
マクベス夫人はただ一人。すごい迫力だった。マクベスを飲みこんでいた。
それからダンカン王、加古川役の岡本ヒロミツさん。さすがの演技だった。
最近、落語とかラジオとかでおちゃめな感じを良く観てる(聞く)けど、やっぱり俳優岡本ヒロミツがすごい。
ちなみに、最近私はバンクォー、本仮屋役の貝谷聡さんが非常に気になってきている。
この柔らかい笑顔に癒されます。。。へへ

マクベスに「臨界」がつくのはこの2元放送のような演出のためと思っていたら、
思い切りラストに直接的表現があったよ。いいな〜この熱さ、潔さ。
原発作業員の衣装を女性たちがぱぱっと着せたり、ざっと脱がせたり。
壮大なテーマを気負いもなく表現できる福永氏はすごいと思う。

また、キャスト陣の今後の予定が半端ないw
そんなメンバーを見ているとすごく自分の力になる。
あなピにも、ますます期待が高まる今日このごろだ。

キャスト
大竹謙作、貝谷聡、木福清信、遠藤咲子、石井亜矢、増田陽子、藤田奈美、倉本星華、馬場郁美
江村園乃香、服部優、山田怜央、岡本ヒロミツ(グレコローマンスタイル)、ケニー(非・売れ線系ビーナス)
中島荘太、矢野勝久(ニセマサムネ)、木村佳南子(非・売れ線系ビーナス)、古賀今日子(checarino!/checarina!)
清水さなえ(劇団HAっHA−!!)、立石義江、中島絢子、小澤貴