「バスティーユの恋人たち」 博多座

teru10162018-07-13


13時〜 5000円 東宝ミュージカル

潤色・演出 小池修一郎

18世紀のフランスでは、贅沢三昧な貴族たちに不満を持つ民衆が増えていた。
父を殺された農民ロナンもその一人で、革命家たちと計画をたて、その日を待っていた。
宮廷ではマリー・アントワネットの侍女のオランプが王女とフェルゼンの逢瀬を手引きしていた。
偶然出会った、ロナンとオランプは許されない恋におちていく。
そうしていくうちに運命の日、バスティーユ牢獄襲撃の日がくる。。。。。

マリーアントワネットの恋の話しは有名なので知っていたが、その周りでも数々の恋が生まれていたわけだ。
ロナンたちに限らず、革命家たちもしかり。どこに焦点を当てるかで物語が変わってくるのが面白い。
そして、革命に至るまでの時代の背景が細かく描写されていて、少しだけ歴史を知ったような気分になる。
お話しもわかりやすくて良かったのだけど、やはり主役級の役者が美しくて最高だ!
Wキャストが3組もあるので、ちょっと悩んだが、総てを観れる日を2日選んだ。

本日はロナン(小池徹平)オランプ(神田沙也加)マリーアントワネット(凰稀かなめ
3人とも素晴らしい! ビジュアルもさることながら、歌も演技も意外に(?)いい。
革命家もロベスピエール三浦涼介)デムーラン(渡辺大輔)かっこよすぎ。ダントン(上原理生)は愉快。
宮廷の悪役たち、アルトワ(吉野圭吾)ラマール(坂元健児)警官のペイロール(岡幸二郎
だいぶ、お年を召したけれど、すごくステキだ!!
おとなしすぎてあまり目立たないルイ16世(増澤ノゾム)頑張ってたネッケル(磯部勉)罪な男フェルゼン(広瀬友祐
みんな良かったな〜
衣装や舞台美術の美しいこと! 3階席から双眼鏡でガン見したのはマリーアントワネットの衣装。
小林幸子ばりの演出にも驚いたけど、なんだ、このキラキラは!! 
オランプのキリっとしたドレスもステキだった。民衆の地味な服装との対比が悲しくも哀れだった。
実際のモデルとなった人物たちを上手く表現してアレンジしている小池修一郎の手腕には脱帽。スゴイ・・・

いつもとはちょっと違う感じの音楽も良かった。説明が難しいけれど、うーん。。。日本っぽい感じ?
歌はソニンと沙也加ちゃんがダントツ!岡さんの歌が少なかったのが残念。吉野さんのダンスは。。。あったっけ?
だんだん、日本ミュージカルの歴史も変わっていくんだね。

非日常の世界の余韻にひたりながら、劇場の外へ出たら、あらま。。山笠の集団山見せが。。。
これはこれで非日常の素晴らしさ♪可愛いお子たちの雄姿に心優しくなったとさ。(^^)v

小池徹平(Wキャスト)、加藤和樹(Wキャスト)、神田沙也加(Wキャスト)、夢咲ねね(Wキャスト)
凰稀かなめ(Wキャスト)、龍真咲(Wキャスト)、三浦涼介、上原理生、渡辺大輔、ソニン
吉野圭吾、坂元健児、広瀬友祐岡幸二郎、ほか