「シークレット・ガーデン」 久留米シティプラザ グランドホール

teru10162018-07-20


13時半〜 8000円 製作 東宝

脚本・歌詞 マーシャ・ノーマン
音楽    ルーシー・サイモン
原作    フランシス・ホジソン・バーネット
演出    スタフォード・アリマ

インドで両親や親戚家族をコレラで失くしてしまった少女メアリーは、イギリスの伯父・アーチボルトに引き取られる。
彼は最愛の妻リリーを亡くしうつ状態。息子のコリンも車いすで性格がまがってしまっていた。
しかし、メイドのマーサやその弟ディコンと一緒にメアリーはコリンを元気づける。
リリーの庭「秘密の花園」を見つけたメアリーたちはその庭をよみがえらせる。。。。

まず、インドの少女、、、、セーラか?!大好きな小公女の話し。セーラもまたお金持ちから貧乏になってしまった。
小公女の作者もバーネットだった。なるほど〜〜〜
そして秘密の花園???あれ???唐十郎???それともテレビドラマ??
結構、有名な話しだったのね。知らなかった。

題名からしてなんとなくほんわかラブリーな話しかと思っていたら、
全く違う、地味な話しだった。石丸さんが暗くて、背中にこぶ?カジモドみたいだ。
アーチボルトでなくメアリーが主役だった。

メアリー(池田葵)は元気で可愛かった、どこにでもいるような女の子で、現代っ子らしく強かった。
家族が亡くなってもこんなに強く生きていけるって生まれついた性格なのかもね。
そして、周りを変えていく。ひねくれコリン(大東リッキー)が変わっていく様は嬉しくなった。
メイドのマーサ(昆夏美)のステキなこと!歌も最高に上手!!エポニーヌをやった女優さんはみんなレベル最強。
方言丸出しのセリフも楽しくて、ディコン(松田凌)はかっこよかった。
ネヴィル(石井一孝)は本当は家族思いのいい人だったのがわかってほっとした。
そして既に死んでいるwリリー(花總まり)やマリー(笠松はる)らは手の動きなど幽霊らしくてちょっと笑えた。
難しいだろうなと思う、死んでいる役って。
件の庭はシンプルに切り絵のような背景で表現、照明で暗い庭から明るい庭へとイメージを変える。斬新なテクニックだ。

平日だったので後方に少し空席があったけれど、大いに盛り上がった公演だったと思う。
しかし、久留米はやっぱり遠いなぁ。もう少し公演料に幅があると助かるのだけどな〜

出演

石丸幹二 花總まり
石井一孝 昆夏美 松田凌
池田葵/上垣ひなた(Wキャスト) 
大東リッキー/鈴木葵椎(Wキャスト)
石鍋多加史 笠松はる 上野哲也
大田翔 鎌田誠樹 鈴木結加里 堤梨菜 三木麻衣子
ほか