1000円
正義の盗賊、鶯の十三郎(古田新太)は瀕死状態から助けてくれた幕府の小橋貞右衛門(山本亨)と、
居酒屋夫婦(粟根まこと、稲森いずみ)に恩返しをするため、居酒屋を手伝っていたが、
小橋の息子勝之助(大東駿介)に手柄をたてさせるために、もう一度盗賊の手引きをする。
呉服屋・丹下屋にしかけをするも、頭の火縄の砂吉(橋本じゅん)に見破られてしまい、とうとう・・・・
倉持さんの作品のせいか、いつもの新感線と違う感じだった。
笑える部分はあるのだけど、全体的にシリアスな展開が多かった、それだけにとても感動的だった。
古田さんってこんなに真面目な役って不思議な感じがする。
だいたいがスケベな役が多かったような気がするのになあ? アカドクロだけかしら?
居酒屋の女将、お加代からこれだけ気持ちを示されながらも手を出さないって。。。
居酒屋の亭主、勘助はすぐに死んでしまって、え?もう出番なし?と思ったら、どっこい。。
ちゃんと幽霊で重要な役所になっていた、うまいなぁ〜〜
しかも十三郎とのやりとりがツーカーで面白い。
頼り無い勝之助をはらはらしながらフォローしている十三郎も笑える。
おりつ(清水くるみ)は素朴でかわいいし、お幸(高田聖子)はいつもの通り男前だ。
あーもう新感線だな〜 最高だ。 舞台を観たい気持ちがむくむく。。。。
来年は福岡にも来てくれそうなので、絶対にチケットゲットしなければ。
新感線のヒロインはいつも美人で優しくて強い人ばかり。
稲盛いずみも良かったけど、私のベスト3は天海祐希、松雪泰子、松たか子。
立ち廻りのシーンがすごくて、ばっさばっさと切られ、赤い照明と本物の血糊でリアル〜〜〜
思わず目をそむけそうになる殺し方もたくさん。ひや〜〜〜〜〜
そして無残にもほとんどが殺されてしまって、末期のセリフがぐっとくる。
おもわず涙がこぼれた。
あっという間に時間がたってしまった。もちろん、最高なのは舞台を観ることだろうけど、
ゲキ×シネで感動的などアップを数々観れて、(しかもお安く)これは今後も見逃せない。
9月、10月は「アカドクロ」「アオドクロ」が上演される。楽しみだ。