19時〜 2000円
原作 太宰 治
構成・演出 倉品淳子(劇団 山の手事情社)
製作 認定NPO法人 ニコちゃんの会
太宰治の代表作「走れメロス」を、バラエティ溢れすぎる俳優たちはどう料理するのか?
人生経験からなる圧倒的な声で、心揺さぶる語り部たち!
電動車いすで、観客の周りを走り回るメロスたち!
見る者の固定概念が崩れる時、手話が歌い、唄が踊り始める・・・
客席を巻き込む前人未踏の体感型エンターテイメント!!(こりっちより)
前回、「BUNNA」では圧倒され続けていた車椅子の俳優たちだったが、
進化をとげていた。もちろん、身体の不自由さは全く改善されていないのだけれど。
不自由なりの表現力がすばらしかった。しかも笑わせてくれる。
新人の出演者をあたたかく紹介する。その障害度はさまざまで、字幕や通訳で補いつつ
「メロス」は進んでいく。メロス役は赤いたすきをかけていて、途中でどんどん交替する。
そしてクライマックスでたくさんのメロスが現れる。
彼らはメロスを通じて自分のことを訴えているのだと思う。
手話通訳の方も聾唖の人で、なんとしゃべる口を見て読み取り手話するのだ、驚き。
知り合いの「高齢の出演者」組の中村とし子さんはそんなに丈夫ではない。
それなのに、いったん舞台に立つと、その情熱やオーラは観るものを魅了する。
演劇ってすごいなと思う。あらゆる垣根を取り払う。
また倉品さんにも会えた。彼女の劇団のお芝居も一度観てみたいな。
山の手事情社のサイトを観たけれど、ここすごいな〜〜
キャスト
北島美由紀、小出直子、小寺美咲、里村歩、佐野優馬、瀬川サチカ
堤泰子、中江育子、中村とし子、中村ひとみ、二ノ宮直子、平畑貴志
廣田渓、森裕生、山口恭子、尾崎礼、井上直己