2019年2月9日(土)
18時~ 2800円 飛ぶ劇場
作・演出 泊篤志
彼女から掛かってくる電話は
リアルな 現実のものだと思っていた
彼に掛けている電話は
確かな手がかりを持って
掛けているつもりだった (ちらしより)
死後の世界の話しといえば、一昨年観た「生態系カズクン」
誰でも行くのに、誰も知らない死後の世界。だから恐かったり憧れたり。
演劇でも数多く語られてきた。
私自身ももちろん考えることはあるけれど、
そんなに深刻に考えたことがないのはいいのか悪いのか。
まあ、死後にあれもこれもしたかったと思うのはイヤだなと考えているけれど。。。。はたして死後の世界は存在するのか否か?
今回のお芝居は彼と彼女、どちらに主点を置いてみるか観客に委ねられていたかな。
私は女性なので彼女の気持ち寄りに観ていたつもりだったけど、どうにも民雄の気持ちが
つかみにくかったというのが正直な感想。
ちょっと愉快なシェアハウスの住人たちは面白かった。
現実離れしたワラシ(座敷わらしだろうな?)とか現世と来世を繋ぐ交換手とかは
発想は面白いけれど、役割的なものを見いだせなかった。
ただ、民雄の姉兄も含めて、最後のシーンでまあるく収まったのはほっとした。
やっぱりクリスマス、お正月の時期に観るべきだったかなと反省した。
キャスト
民雄 脇内圭介
亜由川 葉山太司
舟山 角友里絵
シオリ 中川裕可里
矢凪 佐藤恵美香
繁文 木村健二
成子 内山ナオミ
従業員 文目卓弥
宿の主 〃
ランプの人 〃
他 〃
ワラシ 秋山実里
交換手 山口大器(劇団言魂)