2019年2月16日(土)
19時~ 共通チケット 彗星マジック
作:演出 勝山修平
フランス、アルル地方に4人の画家が喧嘩しながら共同生活を送っていた。
そこへアルルという女が加わった。
ナポレオン政権が崩壊した時代に崇高な画家たちと主を失った者の過去と現在、未来への思いが入り乱れる。
芸術家はそれだけで人生を全うする、うらやましいくらいに。
それは演劇をやっている者たちにも共通することではないだろうか。
絵筆を台本に変え、衣装を縫い、セリフを覚え、殴り合いを演じ、今やSNSで現実の姿もさらけ出す。
まず、衣装が華やかだった。とてもフランスが舞台とは思えないけれど、画家はかくあるべきなサイケ調の衣装で。 髪飾りの一筋の布切れまでが画家だった。
絵をかく道具は実際にはない、見えないカンバスに見えない絵の具を絞り出し、見えない筆を駆使する。 でも、そこには確かに絵画があった。
4人の男の画家たちはとても個性的に魅力的だった。
私でもその名前を良く知っている、ゴッホ、ゴーギャン、ジョルジュスーラ。
ポールシニャックだけは知らなかったけれど、調べたらすごい画家ではないか。
そしてアルル、お嬢(アルメル?)、アンちゃん、メルルは可愛くて強かった。
強い女性が好きだ。ナポレオンには娘がいたのかな?
どの部分が創作なのか分からないけれど、この作品には何の問題もない。
中学校の美術以来、絵は描いていないけれど、ちょっと絵筆を持ちたくなったな。
120分超の長い話しだったので、お尻が痛くなったのはご愛嬌。
こりっちに「観たい」登録をしていたのでカードを頂いた、ラッキー♪
これで、キビるフェスティバル、全作品を観終わった。
どれもレベルの高い作品だったと思う。
せっかくのキビるトークやキビるカフェにあまり出席できなくて残念だ。
来年はもう少し体力気力を充実させて観なきゃならないな。
キャスト
アルル 米山真理(彗星マジック)
フッさん 立花裕介
アンちゃん 池山ユラリ(彗星マジック)
お嬢 中嶋久美子
ジュニア 鈴木太海
ジョー 野倉良太(東京ガール)
ポーさん 上杉逸平(メガネニカナウ)
メルル 高山実花