「博多演劇青春白書’31」 リノベーションミュージアム冷泉荘

2019年3月15日(金) 

19時半~  2000円 バカダミアン

作・演出 重松輝紀 

演劇にすべてをかけた若者たち。
時は流れ、かつての輝きはいつしかくそのような…。
人はなぜ集い、そして離れてゆくのか。
20年、30年この地で得た経験、あるいは見聞を伝承する
バカダミアン・グラフィティ。(ちらしより)

池田さん以外はよく見知っていて大好きな役者さんが総出演。
しょっぱなのつかみからすごく魅力的でぐいぐい引き込まれる。
ちらしでインパクトを与えるケニーさんはもちろん、
熱い大竹さん、身軽な田島さん。←2種類のかっこよさ♪
手嶋さんは本当に若い演技をする。(見た目は中年なんだけど不思議?)
峰尾さんの先生もぴったりだった、黒縁のめがねをかけてほしかったな。
雰囲気は「ガラスの仮面」の月影先生(笑)
女子3人は個性的で実に魅力満点の三人、
小柳さん、長沼さん、松尾さん。いい組み合わせだね~
特に小柳さん、そめごころでの舞台で度胆を抜かれたのはいつだったか。

タイトルの通り、福岡の演劇事情を暴露しながら、危ないセリフも多々。
今更タブーにするよりは開き直って、これからの福岡演劇界に新しい波を
起そうということか。「愛がないと深みには嵌らない」という重松さんの
あとがきの一文はもっと直接書きたかったけど無理だった、という
残念な思いの表れのようだった。

それであっても、私たち観客には訴えかけるものは十分に見えた。
’すっきり’するものではないかもしれないけれど、
気持ちのいい吠えっぷりであった。

出演 
池田景(劇団「M」)
大竹謙作(あなピグモ捕獲団)
ケニー(非・売れ線系ビーナス)、小柳緑子
田島宏人(演劇ユニットそめごころ)
長沼里佳(最新旧型機クロックアップ・サイリックス)
松尾佳美、峰尾かおり、ヨウ手嶋

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