2019年3月20日(水)
19時~ 演劇の映像を観る会
原作:ジョン・オズボーン
監督:トニー・リチャードソン 1959年、100分
イギリス劇作家ジョン・オズボーンの同名戯曲の映画化作品。
戦後イギリスの経済不況の中、根強く残る階級社会の狭間で生きる
新しい世代の若者たちを描く。
原作戯曲は"怒れる若者たち"のバイブルといわれる。
イギリス中部の町にある屋根裏のアパートに暮らす、ジミーとアリソン。
ジミーは自尊心が強く、大学を卒業したものの仕事にあぶれ、
友人クリフと共に菓子の露店商で生計を立てる日々。
どうしようもない階級制度にいら立つジミーの憂さ晴らしは、
中産階級出身の妻アリソンに向け不満・暴言をぶつけることだった。
彼女が妊娠しているとも知らずに。
そんな日々に疲れ果てるアリソンは、友人のヘレナから
両親の所へ帰るよう勧められる。(薙野さんのレジュメより)
今回は戯曲を映画化したものだった。舞台だとどうなるのかな~
映像や音は古いながらとても鮮明できれいだった。
昔の映像は激しくノイズが入るものがあって、聞き苦しいものもあるけれど。
それにしても、この主人公には初っ端からずっといらいらとムカついてしまった。
なぜ、この暴言、行動、最初はDVの話しかな?と思ったけど、
違うようだ、でも今ならあきらかにDVでしょうね。
なんかデジャブを感じたと思ったら、映画「アリー」で、
夫役のジャクソンにもこんな風じゃなかったっけな~
根本的なテーマは低迷している国家に対する労働者たちの不満を表現している
と言われているようだけど、世の中に怒っても女性にはけ口を求めては
いけないよね。お酒とかドラッグとかに逃げるのも最低。
なんらかの行動を起し、世の中を変えていこうと頑張って欲しいなぁ、男性諸君。
・・なんていうから女性は甘いって言われるんだな、ごめんなさいよ。
ムカついたけど、目を離せない映画だった。何度か見たら意図がわかるのかな。
数年前に日本で中村倫也主演で舞台化されてたのね。
それ、観てみたかったな~~