「2.5次元演劇へようこそ」福岡市赤煉瓦文化館

2019年10月16日(水)

19時~ 演劇書を読む会

おーちようこ著

2.5次元舞台へようこそ ミュージカル『テニスの王子様』から『刀剣乱舞』へ」

2次元の世界を、生身の役者と新たな演出で3次元へと
「翻訳」するエンターテイメント、それが「2.5次元舞台」
――2015年に市場規模が103億円を突破するなど、爆発的な成長を遂げる、
その誕生と歴史を紹介。(薙野さんのレジュメより)


2.5次元演劇とは聞いたことがあるくらいでそんなにぴんとこなかったのだけど、
こないだ、ラッパ屋がやった「2.8次元」で、ん?と思って、今回の本を読んで、
そのサブタイトルから私には全く自覚のなかった流行りの演劇なんだと納得した。

テニスの王子様」はテニスをやっていたころにアニメで読んでいて、
それが演劇であるんだと、と聞きネット転売サイトで買ったチケットで観にいった。
市民会館の最後列から観たそれは、映像でラリーを映し出すという、なんとも
消化不良のものであって、わーっと思うものではなかった記憶がある。
それより、ロビーに売っていたグッズの多さに驚いて、コンサートみたいだな、
と思ったような気がする。

本を読み進めると厳密に「2.5次元演劇」と表現しだした時期は
はっきりしないけれど、おーちさんとしては、「テニスの王子様」からと
位置づけているような感じかな。
その前でもアニメ原作の舞台はいろいろあったようなのだけど、
爆発的な人気がでたものと、微妙なこだわりの定義とか。

細かい部分は知らないことが多かったけれど、原作大好きな観客と、
舞台大好きな観客が融合したことは理解できた。
年々市場は拡大されて、観客も増えていっているのではないかな。

機会があれば観てみたい気はするけれど、観客がどうしても偏っているようで、
ちょっとびびるわ~

こちら、おーちさん。まだ若いね、年に300本観てたときもあったらしい。

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