「月の岬」 福岡市立博多市民センター

teru10162019-01-16


19時〜 演劇の映像を観る会

青年団プロデュース+月の岬プロジェクト「月の岬」(作:松田正隆 演出:平田オリザ 1997年、108分)

平田オリザが京都に長期滞在して若手演劇人たちと製作し、1997年に初演。
松田正隆が故郷の長崎弁を用いて描く土着的な世界と、
そのテキストを現代口語演劇的に解体・再構築した平田の演出技法のコントラストが高く評価されて、
その年の読売演劇大賞最優秀作品賞・優秀演出家賞を受賞した。

長崎県の離島にある平岡家の居間。長女の佐和子、すでに嫁いだ次女の和美は、長男の信夫と直子の結婚式に出かける支度で忙しい。
信夫や和美の夫・幸一が勤める高校の生徒たち、幼馴染の清川悟、その妻と娘、近隣の人々が訪ねてくる。
ありふれた日常風景の中で対峙する人々の会話からは、微かな亀裂から露見し、深い歪みがそこに暮らす人々の秘密となって暴き出される。
(チラシより)

松田さんの作品はたぶん「坂の上の家」以来だろうか。イメージが同じだ。
茶の間のワンシチュエーションで、長崎弁をしゃべる家族の話し。
長崎弁を佐世保弁に替えれば、劇団HIT!STAGEの作品とも似ている。
内容的には家の相続のことや、不倫など結構重いテーマがあって、ねたみや疑いなど、じわじわと迫ってくるものがあって、
決しておもしろい、という内容ではなかったけれど、役者さんが魅力的で見入ってしまった。
知ってたのは唯一、MONOの金替さん。 ちょっと危ないストーカー男を演じていた。
そして女優さんはみんなスマートで美人だった。
ちょっと最近のファッションと似ている感じがするのはちょうど10年前だからだろうか。

こういう作品は映像で観ても舞台と遜色ない感じがする。(私だけかもしれないけれど)
ミュージカルなどはどうしても舞台の方がはるかにいいと感じているので。

次回作品は未定だけど、奇数月の第三水曜日に博多市民センターか中央市民センターで開催しているので、
ご興味がある方は是非ご参加ください。