「パラサイト 半地下の家族」 映画

2020年2月12日(水)イオンシネマ大野城 

9時半~  1100円

監督 ポン・ジュノ

キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。
そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ
家庭教師の面接を受けに行くことに。
そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。
正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと
猛スピードで加速していく……。
(映画紹介サイトより)

アカデミー賞を総なめした作品。受賞日の翌日?に観にいったせいか、
平日にもかかわらず多くの人が観にきていた。
あまり深刻には考えずに、お人よしの金持ち家族が
貧乏な家族にだまされる様子がおかしくてへらへら見ていたのだが、
ラストの展開にはかなり胸がどきどきした。
地下室の人物が現れたあたりから、こりゃ。。すごいことになりそうな、、

予想は当たった。うっわ~~怖いわ、怖すぎる(^^;

前半は展開が興味深くて乗り出してみてたけど、後半は引き気味。

日本では考えられない状況かな~
そもそも、この金持ち家族は騙されすぎるわ。
家庭教師の紹介というだけでギウたちを雇っていく。
受験には失敗し続けていても、学歴はなくても、生きる力をもっている
貧乏家族のほうがスーパーすぎる。
とても成功したIT企業のトップとは思えない。
奥様は元々天然っぽかったけれどね。

以前観た「万引き家族」ともかぶっている部分はあるようだけど、
そもそもが犯罪と終局が犯罪、という違いがあるのかもしれない。

どちらの家族にも遠すぎるので、感情移入はちょっと無理だけど、
これからこの子供たち(両方の)はどういう人生を送るのだろうかと
やっぱり心配になるわ。
特に金持ちのインディアン好きの男の子、”ヘルプミー”のモールス信号を
解読していたのに、だれにも言わなかった理由が、ちょっと。。おそろしい。

パラサイトって「寄生」って意味だったよね。
金持ちに寄生する貧乏人?
どこにも共感ポイントはないのに引き込まれていく。この監督の手腕だろう。
作品賞もとっているので、本も面白いと思われる。

話には関係ないけれど、ジャージャー麺は美味しそうだったな。
いや、食べ物ってのもキーワードかも。肉の塊が妙に生生しかったからね。
それから、「半地下の匂い」という部分にも妙に共感。
生活臭って絶対あると思う。それって私らにもあるのかも。
うっわ~~急に加齢臭が気になってきた。

これはかなり面白かったので今年ナンバー1かもしれない。
年末までに超えるものがあるかどうか。

キャスト
キム・ギテク   ソン・ガンホ
パク・ドンイク  イ・ソンギュン
パク・ヨンギョ  チョ・ヨジョン
キム・ギウ    チェ・ウシク
キム・ギジョン  パク・ソダム
ムングァン    イ・ジョンウン
キム・チュンスク チャン・ヘジン

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