読演114「白髪鬼」 アトリエ戯座

2020年6月10日(水)

15時~ 投げ銭  (有)演戯集団ばぁくう

作  岡本綺堂
読演 佐藤順一

去年末の読演会が久しぶりだったのに、また開いてしまった。
半分はコロナのせいでもあったのだけど、逆に行けるとき行かないと、
こういうことになる、という戒めにもなったような気がする。
3ヶ月の休止後の佐藤さんはとても緊張すると言われたけれど、
それはそれは素敵な語り口で、目の前に物語の世界が広がった。
再開、おめでとうございます。

白髪鬼、なんとも恐ろしいタイトルだけど、そうか。もう初夏の怪談だ。
青年弁護士の須田は、昔同じ下宿にいた先輩山岸から不思議な体験を聞いた。
優秀なのに何度も弁護士試験を落ちる山岸は、
試験の最中に白い髪の幽霊を見ていた。
そして、下宿の奥さんとその娘は山岸を気にいっていたが、
おかしなことを言いだす。さらに、あてつけのような自殺を図る。
山岸が見ていた白髪の女とは。。。。

いろんな想像ができる話で、この白髪の女は山岸を弁護士にしたくなかった?
下宿の娘にやきもちをやいた?とか(違うような気がするが)

青空文庫であったので、もう一度じっくり読んでみようかな。

観劇料はお気持ちでと言われて、舞台にあったギターのケースに入れたけれど、
こういうときおいくら出せばいいか悩む。ソネス落語もそうだけど。
考えて、通常の観劇料にさせていただいた。

劇団ではクラウドファンディングで応援を募集しています。
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https://motion-gallery.net/projects/baa_kuu

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