「はるなつあきふゆ」 福岡市立博多市民センター

2020年7月16日(水)

19時~ 演劇の映像を観る会

・木山事務所「はるなつあきふゆ」(作:別役実、1993年、105分)
1993年日本劇団協議会主催公演として木山事務所が製作、
都民芸術フェスティバル参加作品として上演した初演の舞台映像です。
「はる」「なつ」「あき」「ふゆ」と、それぞれの季節を四場構成にした戯曲。
その一年の流れの中で、三世代六人家族の関係が徐々に崩壊していく・・・。
演出は末木利文。出演は、三木のり平森塚敏、可知靖之、金井大、楠侑子、
高木均新村礼子水野ゆふ ほか。楠侑子は別役実の奥さんです。
三木のり平が出演することで話題になりました。
【別役 実】(1937年4月6日 - 2020年3月3日)
日本の劇作家、童話作家、評論家、随筆家。サミュエル・ベケットの影響を受け、
日本の不条理演劇を確立した第一人者で、生涯で書いた戯曲は144本にのぼります。
(薙野さんのレジュメより)

木山事務所の作品で観たのはは春風ひとみさんの一人芝居だけ。
新劇に近いようなイメージがあったのだけど、
今回は別役作品ということで、どんな感じだろうか?
意外に普通の日常劇のような感じだった。
桜の木の下で花見の場所取りをするある家族と通りがかりの男の話。
ちょっと変わった家族だけど、コミカルに仕上がっていて面白いなと見ていた。
三木のり平さんがおかしなおじさんの役でアクセントになっていた。

黄色い服の若い女性が出てきて、あ!っと思った。
幼稚園からの同級生の田中雅子さんだった。
とても仲良くしてもらっていて、東京で女優さんになってからは
福岡にくる舞台を応援していたのだけど、
数年前に病気で亡くないった。まさか映像で観れるとは。。。。

春夏秋冬と2場4幕でメリハリのついた作品だった。
ずいぶん昔の作品なのに色あせないのがいい作品の証拠だろうな~

DVDを頂いた。同級生と一緒に観たいと思う。


映像を観る会ではその場で観る以外にいろんな演劇の映像作品を教えてもらえます。
奇数月の第3水曜日に開催。

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