「無理ばっかり。」 ぽんプラザホール

2020年7月17日(金) 

19時半~ 2300円  Aramackyy Presents

構成:荒巻久登
制作協力:クロキカオリ 森園まっほー

荒巻さんが立ち上がった。
感染防止を究極に対策して、稽古は短かったようだけど、
おもしろい仕上がりになっていた。
これからはラブシーンとかとんでもない!という世界に
なってしまうのかなと切なくなったけれど、
ここからまた新しい演劇を始めるんだ、という心意気を感じた。

チケットは電子チケットで、物販も現金禁止。
客席はもちろん、1席おきで列は互い違い。
入口で体温測定とアルコール消毒。
折込は生宣伝とQRコード読み取り、
パンフレット、物販申し込みもQRコードで。
マスク着用で観劇後、客出しはなし。
何より、あのでかいエレベーターの定員が4名。
初めて階段を利用した。


【演目】
オープニングアクト さちこ同盟(作 梶原俊治/劇団自由派DNA)
紙袋をかぶった3人のさちこ同盟が、「さっちゃん」の歌を
どんどん歌い続けていく。幸薄いさっちゃんをこれでもかと押しつぶす。
いったい何の集まりか? KKKを思い出した。
紙袋の意味? マスクの代わりなのかなと。

◎反発する二人(作 幸田真洋/劇団HallBrothers)
突然Sになった男と反発する同居の女。
心の隔たりの表れか。幸田さんのこんな作品、久しぶりだね。

◎携帯ショップ恋愛物語(作 内田好政/ナシカ座)
2組の携帯ショップ店員の男女。
ほぼ同じ演技だけど、おじさんと若い女性、おばさんと若い男性。
受信とか解約とか携帯用語を連発して面白い。
ラストの違いがくすっとさせる。

◎ソーシャルキス(作 田坂哲郎/非・売れ線系ビーナス)
近未来の大学教授と生徒。カフェでの会話が面白い。
なんだか実際、将来はこんな風になりそうで怖い。
でも、さすがに恋人の形態はそこまで変わらないだろう。

キャスト
坪内陽子/岡本ヒロミツ (グレコローマンスタイル)/萩尾ひなこ/桂智寛

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