「つかこうへい正伝-1968-1982-」福岡市赤煉瓦文化館

2021年2月17日(水)

19時~ 演劇書を読む会

長谷川康夫

70年代から80年代初めにかけて、「熱海殺人事件」「蒲田行進曲」など
数々の名作を生み出した天才演出家つかこうへい。
だが、その真の姿が伝えられたことはなかった ──。
つかの黄金期に行動を共にした著者が、風間杜夫ら俳優、および関係者を徹底取材。
怒濤の台詞が響き渡る“口立て”稽古、当時の若者の心をわしづかみにした
伝説の舞台、つかの実像を鮮やかに描き出す唯一無二の評伝!
(薙野さんのレジュメより)

今回は、元ピクニック社長の山田修三氏から、つかこうへいの演劇と
その舞台などの福岡への招聘についてのお話を聞いた。
今回の参加者は7人。面識のある方がほとんどだけど、
やはりなんだかうきうきする。
山田さんはかなり前にお会いしていたけれど、会社社長なのに穏やかな人だな~と
思った覚えがある。

つかさんを招致したお話や彼と決別した話などいろいろ聞くにつれ、
激しい気性のつかさんと対比してもやはり柔らかい方だなと思った。
この本はまだ読んでないけれど、ざっと読んでみてすごくおもしろいし、
一番身近にいた長谷川氏の文ということで非常に読んでみたくなった。
ほんとは事前に読んでおかないといけないんだけどね。

つかさんの舞台は彼の直接の演出によるものは映像だけしか見たことがない。
でも、熱海殺人事件蒲田行進曲、飛龍伝などなど超有名な作品をいろんな劇団、
いろんな演出で観て、本当に心に残った。
短い人生を太く生き切った彼のまさしく正伝を聞けたと思う。

生で聞けるお話は本当に興味深い。
薙野さんの人脈の広さをあてにしてこれからもいろんな方のお話を
聞かせていただきたいな。

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