福岡”題名のない”演劇祭 JR九州ホール

2021年2月27(土)

11時~     2000円  
14時半~ 2000円
18時~  1500円(配信)

1プログラムにつき2劇団がそれぞれ中編作品を競演する演劇フェスティバル。
観客が観劇後に作品名を投票し、作品のタイトルを決める観客参画型の演劇祭。
新しい企画だ。おもしろそう!
全部で6劇団が上演するのだけど、夜の観劇は今は避けているので、
2劇団だけはネット配信で観ることにしよう。

福岡の大好きな劇団が多く出ているので、とても楽しみだ。
便宜上、29日のトークセッションで決まったタイトルを記述しておきます。


☆万能グローブ ガラパゴスダイナモ
タイトル「チュバーチュバー」
作・演出:川口大出演:椎木樹人、山崎瑞穂、石井実可子、隠塚詩織
野間銀智、友田宗大、澤栁省吾、古賀駿作、脇野紗衣
オムニバスかと思われる3場面からスタート。
ユーチューバーとかマッチングアプリとか私では
ついていきにくい話題も多かったけれど、やっぱり上手いないぁ~
そしてその3シーンの登場人物が絡みだす。見事なストーリー展開。
1時間弱を十分に使っての作品だった。

☆劇団HallBrothers
タイトル「8割」
作・演出:幸田真洋出演:萩原あや、唐島経祐、山中祐里、宮崎楓スーパーの休憩室を舞台になにげない日常にひそむ、「介護」という
避けて通れない現実。いろいろな受け取り方や対処のしかたを見て、
自分のそれと比較してみる。 すごくリアルだった。 もちろん参考になった。
幸田さん、すごいな。

☆飛ぶ劇場
タイトル「ケケモノの楽園」
作・演出:泊篤志
出演:葉山太司、中川裕可里、脇内圭介、佐藤恵美香、德岡希和

怪しい鳴き声が響く場面から始まる。
これまたリアルに問題ありげなメンバーが
遭難避難所に集まってくる。
1人で3役くらいやってた?登場人物が多いと、ついていくのが大変。
なにげにガラパの作品と似たような感覚に陥っていた。

☆非・売れ線系ビーナス
タイトル「-11℃」
作:田坂哲郎
演出:木村佳南子出演:青野大輔、田坂哲郎、稲田小百合、古賀相恩、にしむらまなみ
内田龍太郎
最近の非・売れとちょっと違うような作品だった。
キャンパー?らしき男性とうーん、妖精風な3人、僧侶らしき男。
最後にもうひとりの男。
あらすじやつながりもつかめず、でも妙に気になる人物たち。
これにタイトルつけるってどうよ。と思ってたら、
トークで田坂さんは「無題」とつける人が多くいてほしいだって。
あはは

☆劇団言魂
タイトル「みるみえる」
作・演出:山口大器出演:関大祐、穂想川実猫瑚、横佐古力彰(以上、劇団言魂)、溝越そら登場人物はほぼ小学生。亡くなった?同級生のスケル。
唯一みえるヒカリは全てを飲み込んで。
同じく死にそうなゴンを引き留めるシゲ。
今読んでいる本が同じような話でぎょっとした。
初めて見た劇団だけど、いい作品、いい役者がそろっていた。

☆FOURTEEN PLUS 14+
タイトル「くず。」
作・演出:中嶋さと出演:中嶋さと、ともなが舞、古澤大輔( 劇団ショーマンシップ)
井手大貴( TWINPLANET福岡 )
登場人物は高校時代の美化委員のメンバーたち。
まだやってこないあぱやんを待ちながら、高校時代の回想をする。
楽しい思い出や思い出したくこともいりみだれ。
言魂と同じく、そこにいない人物がキーパーソン。
見えない分、いろんな想像が膨らんでくる。
14+の作品の中ではシンプルなものだったような感じ。

以上6作品を会場とネットで観て、私もタイトルを投票してみた。
そして、2/28にクロージング・トークセッションが行われ、題名が決定した。
これも配信があったので後日見せてもらった。すごく楽しかった。
何より自分も参加できたということがすごく満足。
私のはひっかかりもしなかったけど(^^;

このような企画はとても盛り上がる。
参加者も言っていたけど、続いていくといいなと思う。

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