「世阿彌」 福岡市立中央市民センター

2021年3月17日(水)

19時~ 演劇の映像を観る会

新劇団協議会「世阿彌」(作:山崎正和、演出:末木利文、1987年、113分)

戯曲「世阿彌」は、将軍・足利義満の威光の影として、
見られる側の人間に徹し続け、
そうすることで能を大成させた天才・世阿彌の半生を通し、
自己が自己を獲得していく内面のドラマを見事に定着させた作品。

1963年に発表されたこの戯曲は、同年 俳優座により千田是也主演で初演され、
第9回「新劇」岸田戯曲賞(現:岸田國士戯曲賞)を受賞した。
今回上映する1987年上演版は、国内では初演以来24年ぶりに上演された舞台。
出演は、九代目 松本幸四郎(現:松本白鸚)、三田和代浅利香津代熊谷真実
稲垣昭三、内田稔高木均、北村総一郎、松野健一、坂口芳貞 ほか。
(薙野さんのレジュメより)

比較的新しい上演なので、若き幸四郎さんや三田和代さん、
熊谷真実さんなどがわかる。北村総一郎さんも若い。そして上手いなあ。
映像は少し荒いのだけど、技量がわかるアングルで撮影されている。
世阿彌と聞いて、能を観るのかな?と思ったら違った。
内容は古典であるけれど、現代演劇であり非常にわかりやすい。
このあとは2003年に新国立劇場で上演されている模様。
また若い俳優さんで観てみたい作品だ。

映像を観る会ではその場で観る以外にいろんな演劇の映像作品を教えてもらえます。
奇数月の第3水曜日に開催。

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