「演劇とその分身」福岡市赤煉瓦文化館

2021年4月21日(水)

19時~ 演劇書を読む会

アントナン・アルトー

ペストと同じように、演劇は悪の時間であり、黒い力の勝利である―
「残酷の演劇」を宣言して、演劇を根底から転換させようとしただけでなく、
思想・芸術に決定的な影響を与えたアルトーの代表作を
第一人者が鋭意の新訳(鈴木創士訳)。

アルトー、幼少の病気のせいで、麻薬の常用者になったり、
精神病として入院させられたりなど、壮絶な人生だったと思われる。
本の内容は非常に難しく、翻訳のせいかなとも思ったのだけど、
この訳者は非常に適格に訳していると評価されている。
今までの訳者もかなり苦労して訳したのだろうな~

苦労して読んだけれど、演劇ってそんなに切羽詰まったものなんだろうか?
演劇に限らず、芸術家は極端にストイックな考え方を持つ人が多いような気がする。
まあいいか、という生ぬるい人生しかおくれない自分にとって、
すごいな、というかうらやましくさえある。

今回は参加者4人でいろいろな話ができたので、いつもの緊張は和らいだ。
いつもこのくらいの参加があるといいな~(^^)

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