「王家の紋章」 博多座

2021年9月16日(木)

19時~  15500円  制作 東宝

原作:細川智栄子 あんど芙~みん
脚本・作詞・演出 萩田浩一
作曲・編曲    シルヴェスター・リーヴァイ

16歳のキャロルは考古学を学び、ピラミッドの発掘をしているうちに、
古代エジプトにタイムスリップしてしまい、そこで少年王メンフィスと
恋におちる。他国の王にも愛されたキャロルはさまざまな困難に襲われる。
キャロルの運命はいかに。

あらすじとしてはこんな感じ。現代とのタイムスリップという部分はとても
おもしろかった。エジプトでの話はよくわからない部分もあり、
たぶん、原作であるコミックをかなり凝縮したものと思われた。
天上天下唯我独尊のメンフィス王をやりこめる部分や、ブラコンのアイシス
滑稽なまでの偏愛は笑えた。

美しい俳優がそろっていたので、目の保養になったなあ。
いいお席から見る、久しぶりの山口さんも懐かしかったけれど、
最近はあまり重要でない役についていて、今回の役どころも?あれ
わき役でも、女官のナフテラ、イズミルの妹ミタムン、部下のルカなどは
個性的で良かったと思う。そうそう、最初にキャロルを助ける、セチくん?
も可愛かった♪ 兄のライアンはちょっと違和感(^^; イケメンだけどね。

役者の中では、やはり神田沙也加ちゃんがずば抜けて光っていた。
歌も上手だけど、彼女の魅力はあの演技だ。小顔なのに舞台で大きく見える。
大好きな女優さんだ。これからも観ていきたい。
それにしても、衣装や舞台がすごくてお金がかかっているだろうなと。
でも、これがミュージカルのだいご味なので私はそれに対価を払う。

いろんなことで公演にあまり行けなくなっているけれど、少しだけでも
自分がほっとできる場所をみつけたいな。


キャスト
メンフィス 海宝直人
キャロル  神田沙也加
イズミル  大貫勇輔
アイシス  朝夏まなと
ライアン  植原卓也
ミタムン  綺咲愛里
ナフテラ  出雲 綾
ルカ    前山剛久
ウナス   大隅勇太
イムホテップ 山口祐一郎
ミヌーエ  松原剛志
セチ    坂口湧久

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