「マイフェア・レディ」 博多座

2022年1月23日(日)

12時~  5000円  東宝

脚本・歌詞 アラン・ジェイ・ラーナー
翻訳・訳詞・演出 G2

下品で粗野な花売り娘のイライザ、その言葉使いをみて、
言語学者のヒギンズは研究のため、興味深く記録をとる。
ちゃんとした花屋の店員になるべくイライザはヒギンズに教えを請う。
イライザを貴婦人に仕立て上げるためにヒギンズは奮闘するが、はたして?

大好きな沙也加ちゃんを観たかった。
いろいろな理由があるのだろうけれど、残念でたまらない。
複数キャストだったけれど、福岡公演は下記のキャストで固定となった。

お話は知っていたけれど映画も舞台も観たことがない。
それでも、とてもおもしろく最初からひきこまれた。
イライザのギャップが愉快だし、ヒギンズの苦悩もおもしろい。
さらに、イライザの父親、ドゥーリトルやピッカリング大佐の役まわりが巧妙だ。
そして、ピアス夫人、ヒギンズの母の素敵なこと。さすが宝塚出身だ!

こういう話って日本でもあるかな、と考えたら、「舞妓でレディ」を思い出した。
方言を治したいという話は日本ではよくあるのかもしれない。
言葉使いに限らず、マナーとか礼儀とかいう話ではフィニッシングスクールなどで
教育が行われることもあるだろう。
堅苦しいマナーはごめんだけど、人を不快にさせないということはいいと思う。

舞台では朝夏まなとさんが痛々しいほど頑張っていた。見ごたえ抜群だった。
とにかく楽しい、すごい、カーテンコールでのあいさつも気合が入っていた。
そして、大千秋楽のカーテンコールも動画で見て、更に涙があふれた。
上演できてよかった。コロナや悲しみを乗り越えての上演に
東宝博多座、スタッフ、役者さん、全てに感謝します。

キャスト
イライザ:朝夏まなと
ヒギンズ教授:別所哲也
ピッカリング大佐:相島一之
ドゥーリトル:今井清隆
フレディ:寺西拓人
ピアス夫人:春風ひとみ
アインスフォードヒル夫人:伊東弘美
ヒギンズの母:前田美波里
カーパシー教授:辰巳智秋
ジェイミー:吉田要士
ハリー:鎌田誠樹
ジョージ:伊藤俊彦

f:id:teru1016:20220130120405j:plain