「六月博多座大歌舞伎」 博多座

2022年6月23日(木)

15時半~  9000円  松竹

夜の部

一、魚屋宗五郎

おなじみの魚屋宗五郎(菊之助丈)
前回観たときも思ったけれど、理不尽な殺され方をした妹をしのんで、
禁酒中なのに酒を飲むのは言語道断、本末転倒だ。
酒に飲まれる者は飲んではいけない。
お酒を飲まずに堂々と異議を唱えるべきであった。
とはいっても、その場面が売りなのでしょうがないかな(苦笑)
心ある家老(河原崎権十郎丈)のことばは優しかった。
妹を手打ちにした磯部主計之助(彦三郎丈)には今更?と思うけれど、
当時の主君なんてこんなものかと思う。

二、積恋雪関扉

こちらは古典のセリフ使いでかっこいいけど、なかなか聞き取れない。
イヤホンガイドのおかげで全体の流れだけはよくわかった。
中央に桜の木、その近くに関守の関兵衛(中村芝翫丈)
上手に隠れ住まう少将宗貞(萬太郎丈)
そこへ宗貞の恋人、小野小町姫(梅枝丈)がやってくる。
「二子乗舟」と書かれた袖を見て、弟の安貞が死んだことを知り悲しむ二人。
実はその犯人の大伴黒主は関兵衛であり、
安貞の恋人だった墨染(時蔵丈)は小野桜の精として対峙する。
互いに本性をあかし、にらみ合い、さあ!!!

   ・・・ここで終わりってなんだか不完全燃焼っぽいが(^^;

今回の六月歌舞伎は全体的に地味な感じがしたのは私だけだろうか?