「私たちの誠実さにはいつも、何かしらの嘘が混じっている」 西鉄ホール

teru10162009-05-02

19時〜 共通チケット13000円  village80%
前回公演がかなり肝に入ったものだったので、今回もすごく期待。 会場に入ると、きたよ、きたよ〜 チェルフィッチュ風の舞台作り、中央の舞台を両側から囲む客席。 どちらも一緒だと思いつつも席を必死に選ぶ。 舞台上にはたくさんの空き瓶、ビールやワイン? 中央には椅子に囲まれた中で動いているのか止まってるのかわからない女性。 ゆる〜く動いているのがわかる。 前説とか客電が落ちるとかなくて自然に演技が始まっていく。 構成的には男女4組が中心になって、それぞれのドラマをリアルな会話で関連付けていく。 そう、みんな繋がっていく。 繋がるまでが結構スローテンポでパンフの名前と見比べながら、これ?あれ?と考えていた。 そのあいだにもずっと絶え間なく、”不在”の人は動く、踊る、寝転ぶ。 彼女だけはストーリーと別世界にいるのだが、みなの話題の亡くなった「チトセ」である。 あーそうなんだ、と突然理解する。 全ての関係性がわかってからはぐっと展開が早くなっていってやたらと長い題名も、なんとなくわかった気になる。 視覚的にも内容的にも役者たちも全てが好みの舞台だった。 うまく言えないけど、オリジナルでこれだけのものを作る高山氏はすごいと思う。