「死の教室」 演劇の映像を見る会 第6回

teru10162009-07-15

19時〜 中央市民センター クリコット2
1982年作・演出:タデウシュ・カントールポーランド) その題名からホラー劇かと勘違いしていた。 実際は違うのだが、怖いことには変わりない。 ぞっとするような、演技(顔?)人形なのか人間なのか区別のつきにくい、死が蔓延している雰囲気。 数人の老若男女が入り乱れて、筋のないような話や動作を繰り返す。 理解しようと思って必死に見るのだが、時代背景がいまいちわからないし、何を伝えようとしているのかがわからない。 ただ、その無意味に思える動作や表情もそういうパフォーマンスだと思ってみればおもしろい。 カントール自身が舞台上にいて、監督のように、指揮者のように、或いは観客のように、振舞っているのが興味深い。 普通の演劇ではみられない光景だ。 彼は演劇だけではなく前衛芸術家として有名らしいけど、登場する人形たちも彼が作ったものかな、ふいにかぶりものを作る大塚ムネトさんを思い出した(^^;;  観終わったあとでの意見交換ではやはりポーランドの状況や時代背景をよく知っている方がおもしろさを感じているようで、やっぱり勉強して観るものなのかな・・ でも、薙野さんが作ってくれた資料を読むと、映像を見たからわかる記述が各所にあり、やっぱりワタシは観て→読む、派かな〜と再認識。 映画でもそうだけど、本を先に読むと断然映像のほうが物足りなくなってくるのだ。 ともかく自分一人ではまず選ばないだろう選択をしてくださる、映像を見る会には感謝している。 今回の参加は8名。 もっと広がるといいな〜(^^)