「マヤ北島くんを大さわぎで偲ぶ会 漂流画祭」 大博多ホール

teru10162009-08-01

19時〜 1500円  発起人 大塚ムネト、池田美樹、田坂哲郎
マヤ北島さんが亡くなって1年過ぎた。 あのときの衝撃は忘れられない。 最近どこの劇場でも見かけないね〜と言い出したのが既に亡くなられて数ヶ月たったあと、情報が演劇界をかけめぐり、誰もがマヤさんの死を悲しんだし、マヤさんを知らない人にも彼の偉大さを知らせる結果となった。 そしてNTRの柴山さんが追悼号を発行し、彼の業績(演劇におけるあしあと)はきちんと記録に残ることとなり、今回発起人の3人と多くの劇団が参加しての今回のお祭りイベントとなった。 演劇やコント、トークなど多彩な催しで彼らのなんの打算もない気持ちは多くの胸を打った。 劇団ぎゃ。「ゴルバチョフレーニンスターリン」  ギンギラ太陽’s「誕生の秘密 あるいは長距離ランナーの孤独」 劇団きらら「カゲネコ」 非・売れ線系ビーナス「瞬火(またたび)」4つのお芝居、また発起人3人と飛び入りゲストとして飛ぶ劇場の泊篤志氏を加えた4人でのトーク。 また映像も少し。 どれも両サイドから顔を出しているマヤ猫がじっと見つめていた。 オープニングとエンディングで全員で歌っていた「漂流の歌」は、じめっぽくなくさらっとしてるのにジーンとくるいい歌だったな・・・ 「ゴルバチョフ・・」はマヤさんの大好きな女の子勢ぞろいで色っぽく派手に踊りまくる。 オペラ座の怪人をパロって歌い踊る。 しかし・・・あのセリフほとんど四季と同じだ〜(^^;  まあ許してもらえるよね。 「誕生の秘密・・」はすばらしい発想でしきりに下品と大塚氏は恐縮していたけど、全然そんなことがなく、大笑いして涙涙な作品だった。 「カゲネコ」はさわやかで、バレエがとてもステキだった。 「瞬火」は緒方さんと大竹さんのやり取りが絶妙で、あ、確かにこれってマヤさんが好きなやつだ、と思った。 田坂氏はマヤさんのためだけに作品を作ったそうだ。 終了後に”あとの祭”に参加、思ったより参加が多かったのだろう。 ホールがぎゅうぎゅうだった。 でもマヤさんの所属していたというマンドリンクラブの演奏も聞けたし、マヤさんを知らないという演劇人が感動している様子も見れて、私もほんとに幸せな気持ちでいっぱいになった。 その後、東京や広島からの演劇人の人たちとご一緒させていただき、またまた濃い〜〜演劇話でおなかいっぱいになった。 いつも一緒に楽しんでくれる仲間、楽しませてくれる演劇人、そして落ち込んだときにいつも励ましてくれる特別な人々。 自分の見方に自信がなくなったときにいつも「そのままでいいんです」って言ってくれるあなたは救いの神?(笑) そういえば、ヨーロッパ企画を見ての劇評会で、マヤさんに「お母さん目線だね」って言われたことを思い出す。 そうか〜・・・お母さんなら子どもの全てを受け入れるもんな、それでいいか。 あまり難しく考えないことにしよう。 泊さんのトークにはぎくっとなったけどね(^^;  演劇の受け取り方はさまざまだと思うけど、主宰や作家さんと違う意図を書かれると逆に困るのかもね・・・・  は〜それを考えると憂鬱だが。。。。(勝手に自爆)