「エリザベート」 博多座

teru10162012-07-25

17時〜 15500円
今季3回目、やっと山口祐一郎トートで、既に楽。 でも1回でも観れてよかった。 そう思う舞台だった。 私よりひとつ年上の山口さんはいろんなメディアで観たきたけど、やっぱり舞台が一番ステキだ。 それもこのトート役が最高に好きだ。 四季時代の山口さんは観たことがなかったのだけど、ジーザスとかは良かっただろうなと想像する。 登場シーンでは拍手したかったんだけど今回は拍手なかった(泣) それからフランツも石川禅さん。 2回観た岡田フランツもそう悪くないと思ったけど、やっぱり禅さんはいいなぁ。 それから。。少年ルドルフの加藤清史郎くん、名前だけが先行してるかと思ったら飛びぬけて上手い! やっぱり小さいときから注目されるって何かあるんだな。 ルドルフの古川雄大くん、すごくカッコいいのだけど、歌が平坦でトートに完璧負けている。 今どきのあっさりした感じで熱さが足りないような。 そう思うと平方君のほうが熱かった。 最後にまた寿ゾフィー。 いいわ〜ほんとに憧れるくらいすてきだ。 必死で子どもを育てて、その子に罵倒されて。。。。 うう自分とかぶりすぎて泣ける。・゚・(ノД`)・゚・。  私は嫁に文句つけないつもりですが。。  シシィとフランツ、普通の夫婦だったならば寄り添って同じゴールを目指せたのかと思ったら可哀そうすぎる。 そういう立場の人たちはどれだけの我慢を強いられるのだろうか・・・ 結婚のプロポーズのときの「あなたが側にいれば」と晩年のコートダジュールでの「夜のボート」を繰り返して聞きながらこの長い年月を思いやる。 子供を2人も看取るなんて私には考えもつかない。 そもそもフランツからシシィの心が離れたのがゾフィーの策略のせいだと考えたらやるせない。 そりゃ〜トートがやっと得たシシィの愛だけど、フランツも可哀そうでならない。。。  お金や名誉などが何の救いになるのか。 精神病院でのシシィのセリフが心に刺さる。 「私があなたなら良かったのに束縛されるのは体だけ・・」とはないものねだりだよな、、と最初は思ったけど。。。 どれだけ狂いそうな状況だったのか、本当にルキーニの言うように、皇后本人が望んだ死、を今更ながら実感する。  トートはこういう結末がわかっていたのかな。 だったら罪深い死神だよな・・・  あ、歴史的なことは何も考慮してなかった^^;
 山口トート、瀬奈エリザ、古川ルド、寿ゾフィー、石川フランツ、プリンシパルキャスト総楽。 次日の博多座千秋楽とは総入れ替え。 それを考慮しての本日の観劇ではなかったけど、思いもかけない、5人のあいさつが聞けて感無量。  ちょっとだけでも素の山口さんを観たいなと思って楽屋口へ行ったけど、驚くほどの人々。。。。 早々に退散しました。。。 また来てね、山口さん。。。
今回は2階の袖席からの観劇、見切れはあるものの、かなり近くてオケも見えて舞台全容がくっきり! バミリっていうの?テープがいっぱい貼ってあった。 こんなにいっぱいあったら逆にわかんなくなりそうだけど^^; おもしろい場所でした♪