「二月花形歌舞伎」 博多座

teru10162017-02-22


11時〜 5000円 
14時〜 5000円

猿之助さんの素敵な舞台を昼夜続けて観た。C席だと1万円で1日歌舞伎を堪能できるのはとても有り難い。

昼の部

「男の花道」
 売れっ子役者の加賀谷歌右衛門が地元の大阪公演のときに、歌右衛門は目が見えていない、と見抜いた目医者がいた。
 彼の名は土生玄碩。 江戸での公演の為にその道中の宿で偶然に歌右衛門と玄碩は出会い、歌右衛門の眼を治療することになった。
 数週間後、見事歌右衛門の眼は回復して、その恩を深く示す歌右衛門
 後、立派な眼科医となった玄碩だが、田辺嘉右衛門の怒りに触れ、公演最中の歌右衛門を呼び出すはめとなった。
 はたして舞台真っ最中の歌右衛門は・・・・・

 いいなあ、走れメロスみたいだ。男の友情は華がある。
 これぞ日本男児の基本だろう。 予定調和ながら泣けてきた。良かった〜〜
 
艶姿澤瀉祭」
 艶やかなショーの数々、衣装や音楽や踊りに酔いしれた。平岳大さんのフラメンコにはびっくりだった。
 宙乗りも鮮やかだった、そんな演出がすごく楽しい。

夜の部

雪之丞変化
 家族を殺された幼い雪太郎。孤児になって旅芸人の一座に拾われた彼は心の底で親の敵討ちを願っていた。
 女形の売れっ子、雪之丞となって江戸へ上るが、敵の元長崎奉行・土部三斎等を討つべく準備を進めていた。
 だが土部三斎の娘、浪路と心を交わすようになった雪之丞の心はざわめく。
 はたして驚く真実を知った雪之丞は。。。。。

 こちらも最高!そして戸板越しの早変わり、凧への宙乗り。見ごたえ抜群!!!
 一時も見逃せない舞台だった。
 
古典な歌舞伎もいいけれど、こういう新しい歌舞伎はきっと現代人を魅了すると思った。