「巫女っちゃけん」 映画 

teru10162018-02-01


1100円  

朝の連ドラで活躍中の広瀬アリス主演の映画。
監督は在日韓国人グ・スーヨン監督。彼の作品はたぶん初めてだけど、感覚が若いかな。

ガサツなアルバイト巫女であるしわす(広瀬アリス)が就活中に出会ったのは5歳の子ども健太(山口太幹)。
健太の面倒をみることになったしわすは彼に振り回されるうちに、自身のこと、離婚した母や父のことを考えるようになった。

舞台が実家近くの宮地岳神社だったので興味深かった。撮影もずっとそこでやったらしい。
お父さん役のリリーフランキーは飄々としていていい感じ。
経営に余念のない神社の職員がしわすを怒り散らすのも面白い。
しかし、しわすとヤンキーなもう一人の巫女がすごくて。。。
「絶対バチあたるけんね!」と言うセリフがあったけど、それあんたたちやろ?
まあエンタメとしては面白かったけど、正直ちょっとひいたかな。

そもそも、わろてんかのリリコでもそう思うのだけど、アリスちゃんってこんなに美人なのに、すごい使われ方してるな〜と。
もったいないなと思ってたのだけど、実はしわす役は自分からオーディションを受けたらしい。
そうか〜この路線が演じやすいということかな。 でもそのうち違うアリスちゃんも観てみたい感じがした。

健太に犯人呼ばわりされたのも母親をかばってのこととやっと気がついたしわすは、
健太をさらって母親に会いに行くのだけど、結末は切なかった。

健太にごみ袋をかぶせたのは幼い自分に重ねたのかと不思議な感覚だった。
両親に溺愛されて育った私には申し訳ないが彼女らの気持ちがどうしても理解できない。
でも、そこへ近づこうとしてみた。という意味でこの映画の意味はあったかも。

巫女の舞は厳かで良かった。
宮地岳神社は嵐のCMでも偉く有名になって来社する人が増えたらしくていいことだ。
ちなみに私のおすすめは神社裏手の菖蒲園と松枝餅だ。あ、神社で売ってるのではないけどね。