19時〜 8000円
先日の演劇書を読む会に出席された方からちらしを頂いた。
お高いけど、おもしろそう。なにより辻仁成さんの作品かぁ。
真ん中より前の席がとれたからよし!
原作は読んでないけれど、内容的に全く不安はない。
前説では辻さんの声で「これは喜劇です。」
人間の一生を喜劇と言い切る思い切りの良さがすごい。
大変なことも辛いこともたくさんある人の人生だけど、
死ぬときに笑顔で逝けたらいいね。最近はよくそう思う。
泣いて生まれてきて、いろんな子供時代、青春時代を過ごし、
中年になり壮年になり、いろんな人と出会い、別れ、笑って、怒って、泣いて。
成功や失敗を繰り返し、挫折したり立ち上がったり、ひたすら生きて生きて。。。
だんだん動けなくなって、記憶も曖昧になってきて、静かに微笑んで去っていく。
若い6人の男性キャストがいろんな人物を演じる。
衣装を変え、メイクを変え、セリフを選び。
どれがどの人かは全くわからなかったけれど、みんなすごく頑張っていた。
この体力はやっぱり若さゆえだろうな。
そして彼らも味のある俳優になっていくのだろう。
バックボードに電光掲示板で、0才から男の年令を表示するのだけど、
いわゆる一般的な理想的な家族構成を示していたような感じかな。
25で結婚、30くらいまでに男女の子供を2人。
子どもらも反抗期はあるものの、それぞれも適齢期で結婚して子供を産む。
その間に料理人としての仕事の遍歴も紆余曲折を経て、成功を収める。
といっていいかな〜 家族や仲間の愛情などをたっぷり受けていて、
ある意味、うらやましい一生を過ごした人の話し。
辻さんだって、けっこう大変な人生を送っていらっしゃる方だから、
こんなドラマを作ったのかもしれないよね。
自分の人生は自分で作るものだ。運はないかもしれないけど前向きに生きていきたいね。
アフタートークがあるらしかったけど、辻さんが出ないならな〜と帰ってきちゃった。w