「99才まで生きたあかんぼう」 福岡市民会館

teru10162018-03-20


19時〜 8000円 

原作・脚本・演出 辻仁成
音楽 SUGIZO

先日の演劇書を読む会に出席された方からちらしを頂いた。
お高いけど、おもしろそう。なにより辻仁成さんの作品かぁ。
真ん中より前の席がとれたからよし!

原作は読んでないけれど、内容的に全く不安はない。
前説では辻さんの声で「これは喜劇です。」
人間の一生を喜劇と言い切る思い切りの良さがすごい。

大変なことも辛いこともたくさんある人の人生だけど、
死ぬときに笑顔で逝けたらいいね。最近はよくそう思う。

泣いて生まれてきて、いろんな子供時代、青春時代を過ごし、
中年になり壮年になり、いろんな人と出会い、別れ、笑って、怒って、泣いて。
成功や失敗を繰り返し、挫折したり立ち上がったり、ひたすら生きて生きて。。。
だんだん動けなくなって、記憶も曖昧になってきて、静かに微笑んで去っていく。

若い6人の男性キャストがいろんな人物を演じる。
衣装を変え、メイクを変え、セリフを選び。
どれがどの人かは全くわからなかったけれど、みんなすごく頑張っていた。
この体力はやっぱり若さゆえだろうな。
そして彼らも味のある俳優になっていくのだろう。

バックボードに電光掲示板で、0才から男の年令を表示するのだけど、
いわゆる一般的な理想的な家族構成を示していたような感じかな。
25で結婚、30くらいまでに男女の子供を2人。
子どもらも反抗期はあるものの、それぞれも適齢期で結婚して子供を産む。
その間に料理人としての仕事の遍歴も紆余曲折を経て、成功を収める。
といっていいかな〜 家族や仲間の愛情などをたっぷり受けていて、
ある意味、うらやましい一生を過ごした人の話し。

辻さんだって、けっこう大変な人生を送っていらっしゃる方だから、
こんなドラマを作ったのかもしれないよね。
自分の人生は自分で作るものだ。運はないかもしれないけど前向きに生きていきたいね。

アフタートークがあるらしかったけど、辻さんが出ないならな〜と帰ってきちゃった。w

キャスト
村井良大
松田 凌
玉城裕規
馬場良馬
松島庄汰
松田賢二