「無」 福岡市立中央市民センター

teru10162018-03-21


19時〜 演劇の映像を観る会

錬肉工房「無」(構成・演出:岡本章、1998年、60分)

前回の演劇書の流れを受けて、今回は早大自由舞台出身の岡本章氏が構成、演出を手掛けた作品を上映。

コクーン現代能「無」(現代能楽集の試み)は大野一雄、観世榮夫出演でシアターコクーンで上演された。
岡本氏は、1968年に早稲田大学入学。大学在学中に学生劇団「自由舞台」、能楽サークル「観世会」に所属。
また舞踏家笠井叡の「天使館」の開館に参加。1971年、自由舞台のメンバーを中心に「錬肉工房」を結成、主宰している。
初期より、言葉と身体の関係を問い直し、声や身体性の可能性を探る。 
また、現代演劇の枠を超え、能、舞踏、現代詩、現代音楽、現代美術など、
多様な芸術ジャンルとの横断的な共同作業を持続的に行っている。(以上薙野さんのレジュメより)

20年前の作品だから本当に観世さんが若い!
さすがにお能はいまだよくわからずに、聞いていてうとうとしてしまったのだけど、
大野さんの踊りが始まるとギョッ。。。。
明治生まれで当時でも90才過ぎ。。白塗りメイクと女装で躍っている。
舞踏もよくわかってはいないけれど、目を離せない感じがすごい。
なにより、堂々と自信をもってらっしゃるのは見習うことだと思う。
歳をとると何事にも自信がなくなってくるので、こそこそとした動きになってしまう。
若いときは根拠なく自信持ってたけどな〜w
大野さんは100才過ぎまでご存命だった。無駄をすべてそぎ落としたかのような肢体は芸術品だと思う。

今回は参加者が多く6人。やっぱり大勢で観たほうが楽しいね。次に観たいものなどを話して解散。

次回の上演は未定です。