「Fukushima50」映画 - The four seasons

9時半～　1100円

監督　　若松節朗
原作　　門田隆将
脚本　　前川洋一

2011年3月11日、午後2時46分に東日本大震災が発生。
その直後、津波に襲われた福島第一原発は全電源が喪失し、
原子炉の冷却が不可能な状態に陥る。
原発内にとどまった所長の吉田や伊崎ら地元出身の作業員らは、
自らの命を懸けて事態の収束にあたる。
（映画紹介サイトより）

公開初日だったけれど観客は５名。
本来なら大勢いるはずだったろうに、残念だ。
積極的に見たい作品ではなかった。
でも、観なければならないと思った。

やはり衝撃的だった。
自分の知っている情報はテレビや新聞で報道されているものだけ。
それも、原発の損害となると、壊れて放射能を流出している。
という子供レベルの知識だけだった。

実際の当時の状況をもちろん脚色はしているのだろうけれど、
十分に自然災害のこわさ、原発の根本的な弱点はわかったと思う。

福島のすべてを伝えることはできないし、この作品は原発関係者のみの
話に限定している。
最後の桜ふぶきはいまだ復興半ばである東北の人々にどう受け取られるかは
ちょっと不安だけど、希望の風景として観てほしいものだ。

そして私たちは関心を失わず、同じことを繰り返さないように、
生活者として気をつけて、原発関係にはしっかり見張っていく気概を
持ち続けていかなければならないと思う。

ネット上でいろんな感想を見ると、捏造だとか、当時の政府を非難しすぎだとか、
さまざまな意見があった。こんな風に議論することもまた
この映画の製作にとって重要なことであったのだろう。
パンフレットで出演者たちの思いを受け取った。

観てよかった。子供たちも学校が休みの今観てほしい作品だ。

キャスト
伊崎利夫　　佐藤浩市
 吉田昌郎　　渡辺謙
前田拓実　　吉岡秀隆
浅野真理　　安田成美
野尻　　緒形直人
大森　　火野正平
平山　　平田満
井川　　萩原聖人
加納　　堀部圭亮
矢野　　小倉久寛
本田　　和田正人
工藤　　石井正則
内藤　　三浦誠己
西川　　堀井新太
宮本　　金井勇太
小宮　　増田修一朗
山岸　　須田邦裕
樋口　　皆川猿時
辺見　　前川泰之
ジョニー　ダニエル・カール
佐々木　小野了
五十嵐　金山一彦
望月　　天野義久
福原　　田口トモロヲ