「マリー・アントワネット」博多座

13時〜 15500円 東宝ミュージカル
オーストリアより政略結婚によりフランスへ嫁いできたマリーアントワネット。悲劇の王妃マリーアントワネット。初めて知ったのは漫画(^^;;「ベルサイユのばら」だった。社会は封印したいくらいにきらいだったのでたぶん、フランス革命のなんたるかも全然わからずに・・・でも!2年前に見た「レ・ミゼラブル」は同年代のものだが、ちゃんと理解できたし、さて、どうか・・・・マリーアントワネット。かつてベルばらで見た彼女とほとんど変わらずに、魅力的な王妃だった。きらびやかで、派手で、傲慢で、それでいて母親な彼女。そうこの部分のみが共有できる唯一の部分、母親マリーアントワネット。女性の部分を出しつつも母親であることを捨てられない。夫がいる身でありながら心ひかれるフェルセンがいる。しかも、王妃としてのプライドも捨てられない。結局マリーは自分の気持ちは最優先にできなかったかわいそうなただの女性なのだ。フェルセンを愛しながらも最後まで毅然とした態度で絞首刑に向かう彼女の態度はまさに女の底力を感じた。というわけで、革命だの戦争だのは全部すっとばして、マリーの女としての生涯に思いをはせた2時間半であった(^^;;  真っ赤なパンフは読み応えがあり、苦手な歴史もすこしづつ思い出させてくれる。クンツェ&リーヴァイも日本発のミュージカルにすごく思いいれがあり、きっと世界でも注目されるのではないのだろうか?日本的なとこ(昔は日本も政略結婚はなざかりw)にも共感できるとこが多々あって、マリーの我侭さよりも女としての悲しさ・・14で結婚、しかも子宝になかなかめぐまれない(ルイ16世に原因があったらしい)愛する人に出会えたのは結婚後。などなど・・・そりゃ〜贅沢三昧だからしかたないでしょ!と思わなくもないが、同じ子供を持つ女性として、彼女の苦しみやつらさは非常に共感できた。戦争をなかなか実感できないし、海外ならましてや。でも・・母親として気持ちは万国共通だと実感した。子供より大事なものはない。あとはストーリーテラーカリオストロ。いまいち存在価値が見出せなかったが、山口祐一郎さんだからよしとする(笑)山路ボーマルシェはすごくよかった!魅力的だった♪二人のMAということで存在したマルグリット・アルノー。こちらもちょっと存在感が弱かったかもしれない。でも、笹本さんは可愛い(*^^*)結局、今回一番印象に残ったのは涼風マリー、山路ボーマルシェ、井上フェルセンでした♪もう一度見る予定だけど・・・・あと3回くらい見たいかも・・・あ〜〜終わってしまう・・・