「それはただのしみだ」 ぽんプラザホール

19時30分〜 1500円 劇団Hole Brother
久々に本格的なオリジナル脚本によるお芝居を観たという感じ。いつも丁寧な脚本で社会性豊かな幸田さんの作品は期待通りだった。あまり観る前にパンフは見ないのだが、今回の人物相関図はちょっと興味をひいた。関係をざっと頭に入れて、観劇。終了後に見直すと非常によくわかる。実に役にあった役者を選んでおり、それぞれの持ち味を十分に発揮できていたと思う。唯一サトコ役だけが、ちょっとおおげさすぎる感じで少し残念。実際の世界であそこまで、正義感というか、いい人っているものだろうか?他が全員、「いるいるいる!」の人ばかりだったから。誰もが持ってる悪(しみ?)の部分をどれだけ意識しているかってことなのかな〜しみに関してはみんなそれぞれの解釈があると思うけど、私は「良心の呵責」と考えた。透だけがその意識は拡大されて表現されていたが、実際は多少の違いはあれ、しみは見えていたのだと思う。観たのが初日。どうしてもカミが気になってしまった。特に横山、暗い演技はすごくよかったのに、ハイテンションになったら早口の演技がつっかかり。?ん?あれも演出??(^^;; あやしげなベンチャー企業トライアンフと対照的な中小企業田畑製作所、その両方に関係している人々と一途な人々。どっちがいいとは言えないのだろうが、なんとも両極端な企業を選んだものだwこういう部分に脚本のおもしろさがでていた作品だった。それから、今秋、ぽんプラザで実施される「ロングランシアター」これにHole Brothersが選ばれたらしい!!数多くの候補の中より選ばれた劇団なのだ、また楽しみな秋となった♪(^○^)v