「夢のひと」 ももちパレス

teru10162007-12-19

19時〜 6300円 ケイダッシュステージ
枡毅、渡辺いっけい安倍麻美、神田沙也加出演。すごいメンバーでたった1回の公演のために全国公演の一箇所として福岡を選んでくれた。これはうれしいことですよ。神田沙也加の演技は見たことがなかったので、とても興味深かった。お〜これはびっくり!! いい感じ、顔は派手だし、ちょうどいいプロポーション(痩せすぎてないということ)で演技も上手!2世の評価は難しいものがあるらしいけど、彼女は立派に役者としてやっていけると思う。CDも出しているらしいけど、あまりいろいろと手を出さないほうがいいんじゃないかな。実は松田聖子と私はほぼ同時に妊娠して、出産予定日もかなり近かったのだ。育児雑誌に載っている聖子ちゃんを見ながらものすごく身近に感じたことを覚えている。彼女はかなり早く、私は2週間遅く産んだので、誕生日にはかなりの開きが出たのが残念だった(大笑)まあ私が勝手に身近に感じてただけだったがそんなわけで息子と同じ歳の沙也加ちゃんにはとても好ましい感情を持っていた。メディアでいろいろ言われて大変な感じはしていたが、やっぱりかえるの子はかえるということかな。わかぎゑふの作品は昔の遊女のせつなさをよく表現しており、おそらく当時の致命的な病気であっただろう結核安倍麻美演じる明美がウェディングドレス姿で眠るように亡くなるシーンはずるいな・・と思う前に涙、涙であった。大阪弁が主役となるお芝居だったのだが、ほんとに大阪弁って人間っぽい。博多弁にもあまりなじんでない私だけど、大阪弁、関西弁にはとてもノスタルジーを感じる。昭和10年代、時間がゆるゆる進んでいく時代に戦争という悲劇と貧困という挫折。でも愛情だけは普遍で不滅だということを改めて思い知らせてくれた作品だった。マキノノゾミの演出は味わい深い「夢のひととき」を見せてくれた(^^)