「エキストラ」 福岡市民会館

teru10162007-12-23

16時〜 7000円 東京ヴォードヴィルショー
作演出三谷幸喜で2006年の再演。これだけ聞いてもわくわく♪再演ってことは評判が良かったってことだと思うので。東京ヴォードヴィルショーは観劇3作目。去年は「竜馬の妻とその夫と愛人」役者もいいけど、脚本がいつもおもしろくてわかりやすい!これぞ、誰が見ても楽しめる演劇って感じ。三谷さんの作品はここにすごく合ってると思う。しかし、去年は確か4〜5名の登場人物だったと思ったけど、今回はうじゃうじゃいる(^^; あまりにたくさんでまずひととおりの人物を理解するのにちょっとだけ時間がかかる(−−; 題名どおりの映画や舞台のエキストラたちの悲喜こもごもな話。新入りやもと先生、姐さん、ヒモ、お嬢さん、名主、達人、沈黙、etc・・・・あまり各人の突っ込んだ経歴などは紹介されてないので、いろいろ想像が膨らむ。・・・ん?「オケピ」の人物設定と似てるかも?そりゃ、作者が一緒だからねw このエキストラたち、役者と違って、台本も渡されない、楽屋もない、着替えも控え室で、スケジュールも知らされず、ずっと待たされる。ADたちはまるで、小道具のように扱う。彼等もそれに甘んじなければ仕事をもらえない。役者に話しかけたり、サインもらうのはご法度。うーん。。これは事実なんだろうな、結構びっくりした。それに反発して立ち上がったのが元先生(角野卓造)エキストラの地位を向上させようと撮影のビデオを盗み出す。しかし、同じエキストラから役者に抜擢された田所(佐藤B作)につげ口され、クビになる。結局スタッフに恩を売った田所にしても演技のまずさから降板させられるのだが。エキストラにひどい仕打ちをするAD津田(あめくみちこ)は圧巻。ほんとに憎憎しげな演技がスバラシイ!正反対に正義感まるだしのハレプロマネージャーつれちゃん(金澤貴子)はとても可愛かった♪プロデューサーの与謝野(瀬戸陽一郎)もぴったりの役だった。どれだけ本当の状況に近いかはわからないが、当たらずとも遠からずといったところか。。。みんないつかは役者に、と思ってエキストラをやっていくのだろうか。カーテンコールではB作さんがニコニコと手を振りまくって、挨拶してくれて、なんだかいいんだな〜四季もこういうカーテンコールにしたらもっと観客増えるのにと思ってしまう。いつもきっちり練習どおりのカーテンコールで、急にしゃべったりするってことは絶対ないもんな。優等生というか、オリコウというか。。四季を非難したくはないけど、やり方を変えないとどんどん四季離れがススムのではないのかしら。・・・・・・・・ということを思った、舞台でした(^^;;