「MAKOTO」 大博多ホール

teru10162008-02-16

19時〜 招待券 演劇集団フリーダム
時代物は苦手だが招待券を頂いたので行ってみることにした。場所もちょっと苦手な大博多ホール。何が苦手って・・椅子と全体の感じが古いことかな〜(^^;) それでも風邪をひいて長いこと演劇にも集中できない状態が続いたので、ベストコンディションでの観劇がうれしかった。入場から役者さんがいる。あまりこういうことはないが、公演前って緊張しているものではないのだろうか?逆に落ち着くために客いれをしたほうがいいのかしら?お着物で可愛い女性がたくさん♪舞台は新撰組をテーマとしたもの。新撰組は演劇になりやすい?プロローグでちゃんばら((^▽^;)苦手)が少し。その後主人公の女の子が客席後方から登場。なかなか個性的で可愛い☆話は現代と幕末の時代をタイムトリップする女の子と新撰組の話。その中でも芹沢鴨という初代筆頭局長(知らない)が中心に話は進む。現代っ子「晴香」は幕末で「お梅」となり芹沢を慕うようになる。麻薬中毒の芹沢は忠誠を誓う幕府の陰謀により味方から暗殺される。新撰組の話もおもしろかったがそれをとりまく女たちの恋や思い(太夫になりたいなど)がとても感情移入できた。好きな人に好きと言えなかった時代の女たちは心の中に情念の炎を燃やしていたに違いない。置屋の芸妓衆の踊りはなかなかよかった、着物もかなり上等な感じがしたが、あの人数分の調達は大変だっただろう(^▽^;) フリーダム代表の坂口さんの作なのだが、いろんな劇団の影響もみられる。新感線っぽいところもあり、キャラメルボックス風でもあり、四季や蜷川演出と似てる部分も数々。多くを見てまさにフリーダム独自のカラーを持とうとしている最中かと思われる。聞いた評価があまりよくなかったのでちょっと心配して見たのだが、これは女性には受ける舞台だと思う。殺陣のシーンはそう多くなかったし、わかりやすい表現がされていた。難を言えば、あまりの熱演が芝居クサいかなと思わなくもなかった。まあ素直にみればいいんだけど。これからも注目したい劇団になった。