「白い部屋」 テアトル箱崎

teru10162008-02-23

19時〜 1000円 演劇銭団Do-リンク場ユニットLay’s-場
半スプラッタホラーのようなちょっと恐いお話・・白い部屋に拉致られた数人の男女。世間では蒸発と言われているが共通点が見つからない。気がついた面々は自分達の共通点を探すがわからない。唯一以前もこの部屋に連れて来られた男だけが、共通点を知っている。それは「動物の命を軽んじた者」薬品会社の研究員であったり、保健所の男であったり、拾った動物を保健所へ連れていった女であったり・・・そしてバトルロワイヤルさながらの生き残りゲームを犯人からの映像によって強制される。一人、また一人と脱落していき、最後に残った二人の男女もまた・・・・汚い、えぐい、醜い人間の本質を書いたのだろうなぁ。人間究極の状態になると本性を表すというが、自分ももしこういう状況になれば。。と考えられたのが収穫。保健所の男は比較的いい人でほっとしたのもののやっぱり女は恐いなぁと今さらながら思った次第(^^;) そういう面でおもしろい発想だとは思ったが、犯人の動機がどうしても弱い。なんでこのくらいで?とか命、命と言ってるのになんで殺す?とか。いっそ、精神異常者ということであれば説得力があるんだろうな、それとも動物の死にかなりのトラウマを持っている人とか。役者さんはDo-リンク場の人がほとんどかな? しかし、川崎さん以外は顔と名前が一致しない。特に今回は名前がある役ではなかったので、パンフを見てもわからない。できたら最後に名前紹介してくれるともっと親近感がでるのになぁ。床に落ちた人肉(実際はなんだろう?)を拾って食べていた女の子(田口さん?)迫力があった。あと犯人は文字(スクリーンに映しだされる)で全員と会話をするのだけど、いや恐かったwすごい工夫されている。(劇団ホームワーカホリックの高野さんが担当)第1回公演なので、これからが楽しみなユニットだ(^^)v