「ペテン師と詐欺師」 北九州芸術劇場大ホール

teru10162008-02-24

13時半〜〜 12000円 北九州市芸術文化振興財団主催ブロードウェイミュージカル
市村正親鹿賀丈史!最高の組み合わせにして再演。こんなにすごい役者が二人も出てぶつからないんだろうか?って心配しちゃった(^^;) 全く違う二人なので、東西横綱がっぷり四つというところだろう。スマートなイギリスの詐欺師ローレンス(鹿賀)とアメリカの陽気な詐欺師フレディ(市村)がいろんな女性をだますものの最後には逆に???という全篇コメディの楽しいお芝居だった。主役の二人もさることながら、有閑マダムのミュリエル(愛華みれ)、富豪の娘ジョリーン(香寿たつき)、清純可憐(?)なクリスティーン(ソニン)、ローレンスの秘書アンドレ鶴見辰吾)、と楽しく豪華な役者陣がうきうき感を高める。鹿賀さんもとてもステキだったのだが、市村さんの素晴らしいこと!! 背が高いわけでもなく、そう顔もいいわけじゃない、歌も普通程度の彼がなんでこんなに魅力的なのか? 彼はTVにはほとんど出ないらしい。舞台一筋の人の魅力が舞台で輝くということなんだろうな〜山口祐一郎さんもそうだ、彼はTVドラマにも出てるけど、やっぱり舞台とTVでは全然輝き方が違う。偶然だけど、今回観に行った友達はほとんどが市村さんを絶賛。歳はとってるものの、まだまだ舞台を降りるわけにはいかないという意地が感じられる。対照的に鹿賀さんはのっけから早いセリフが聞き取れない。ん?こういうセリフ回しの人?そういえば、レミゼのジャベールを見たときもそう思った。セリフが滑るというか・・・NTRの柴山さんが彼はカツゼツが悪くなっていた、と言ってたのでやはり昔と変わったということなのかな〜 今度藤原竜也との共演で「かもめ」をやるそうだけど、藤原竜也は「ライフインザシアター」や「ヴェニスの商人」で市村さんと共演している。しかも「真毒丸」では白石加代子さんと共演・・・・・・・年寄り好み??(^^;) 話がそれちゃったけど、若い役者さんにとっても鹿賀、市村両氏にはまだまだ第一線で活躍してほしい。最後にソニンには驚いた!血の婚礼では素晴らしいフラメンコステップを披露してくれたが、今回可愛い女の子としたたかな詐欺師を演じ分けた力は既に大女優の予感がする。これからが楽しみ〜♪久しぶりの大ホールは雪がちらつく中でも熱気にあふれていた。三階までは見えなかったけど、ほぼ満席状態だったと思われる(^^)v