「走れメルス」 ぽんプラザホール

teru10162008-03-21

19時〜〜 1000円 集団あしゃしゃ
野田作品初期の代表作、2005年の再演時の舞台の様子を(実際には観てないのだが)演劇ぶっくで読み、ひどく惹かれていた。深津絵里古田新太らの斬新な演技や不思議なことばの羅列を読んで、東京にすごく行きたいと思ったことを思い出す。あしゃしゃは前回の「ミロとビーナス」が去年のマイベストだったし非常に勢いのある劇団だと思うので見逃したくなかったのだが、「走れメルス」は観る立場としてはちょっときついものだった。もともと筋が読めない内容に加えて早すぎるセリフが聞き取れない。だんだん音としてしか認識できなくなってあえなくギブアップ。出だしは爽快だったんだけどなぁ・・・ せっかくの名作なのでもっとじっくり観たかったのだが自分の理解能力不足や2時間20分の長さで全体像がつかめなかった。野田作品はいくつかDVD等で見たことはあるのだがとにかくセリフが早い、多い、しかも抽象的。きばって見なきゃならない感じだ〜いつか必ず生舞台を観たい。あしゃしゃのメンバーも作品を観てかなり影響は受けているのだろうな。オリジナルにしても既製にしても技術的なことだけではなくその精神を学びながら自分たちのカラーもしっかり確立していってほしい。あ、看板女優の吉富さんが怪我で交代されていた。大丈夫だろうか、役者さんは自分の管理も大変だと思うが怪我や病気は気をつけても絶対ないとは言い切れない。公演にかかわる人たちは、工夫して乗り切ってくださいね(^^)