「アダムとイヴ、私の犯罪学」 大野城まどかぴあ小ホール

teru10162008-06-22

14時半〜 2200円 空間再生事業 劇団GIGA
ちらしと同じく4人芝居、母、父、兄、弟。ちょっと間があいたので印象が薄くなっているのだけど、モチーフがりんごだったのはよく覚えている。 アダムとイヴが禁断のりんごを食べて裸であることを恥じた、ってのはよく聞くけど詳しいことはよくわからない。 聖書を読んだことすらない。 でもりんごなんだ。 作り物のりんごが舞台には山のように。 時として客席に投げられ、当たったり、取ったり。 あーそういえば劇場パンフもくしゃくしゃにまるめてラップにくるまれ林檎状態だった。 林檎って書くと「ふぞろいの林檎たち」を思い出すw 今はなつかし「トルコ風呂」を経営の夫婦、そしてそこから逃げたい兄。 母はりんごが好き。子どもより、夫より。 寺山修司がいったい何者なのかやっぱりわからないけど(降参) この4人の表情がすごくよかったと思った。 なんせ最前列だ。 終演後に今回の特別企画の二劇団の演出、山田恵理香、中村雪絵のアフタートークがあった。 どちらも今回の企画にあたって、寺山作品を読み込み、かなり難しいと感じたようだった。 劇団のカラーや役者の雰囲気なども考えて、ようやくそれぞれの作品にたどりついたようだ。 どちらにしろあまり寺山色を意識せずに自分なりに消化したものだった。 若い演出家にとってもハードルの高い厳しい企画だったかもしれないが、私はその頑張りを評価したい。 少なくとも寺山作品にこれだけ関わっていったことだけでも演出家や役者として勉強になったのではないだろうか。 実際、どちらもおもしろい舞台だったし、これからの舞台にもきっと生かせるはず!(^^)v