「引力の法則」 大野城まどかぴあ大ホール

18時〜 4000円 演劇実験室◎万有引力
オープンニングで既にパフォーマンスを繰り広げている。 シンプルな色合いだけど、いろんなものが置かれていて、デスク、椅子、何かの機械のようなもの?雑多な感じ。 どこからが始まりで終わりなのかがわからない。 みながずっと繰り返しの動きをしていて絵画を見てるような感じで端から端までを見ていた。 ふっと波が引くように役者がはけていき、普通の演劇風なものが始まりだす。しかし、それでもあらすじのようなものはわかりにくく、目の見えない女の子が星を探す?ことがメインのような、でもいろんなエピソードが絡み合っているような・・ うーん・・なんと言ったらよいのか、おもしろいかどうかといわれればとても印象に残る舞台だったのだけど、やはり誰でもわかるものではないような・・・かなりの客いじりも行うのだけど、割に紳士的にいやがる人を無理には連れていかないし、最後に福岡の地図を提示して画鋲で自分のうちに印をつけてください。 というパフォーマンスにはほとんど全員が舞台に上がり、画鋲をさしていった。 延々と続く列を見ながら、これも演劇なのかと感心したのだが、完成した地図の画鋲はおそらくライトをおとした時点できらきらと星のように輝くものかと思ったのだが、あまりわからず期待はずれだった。 しかも最後の役者挨拶がなかった。 これは昔の演劇の常識らしくておそらく今まで見た中で初めての出来事でびっくりしたものだ。 あ!!そういえば濱崎ルイの一人芝居でも役者挨拶なかった!! ふ〜〜ん。ということは田坂さんがあえて知ってしなかったのだろうか? 最後の挨拶になれている者にとってはなんだか変な感じではあったのだが、そういう信念を持っている劇団ってのは個性があっていいな、と思う。 目の前に何人も役者さんが来たが若い人から結構歳のいっている人もいて、バランスがとれた劇団の感じがした。 やはり福岡にはない色だ。 せっかくの舞台だったが大ホールの前半分しか客が入らず、残念だった。 今回の企画は私にとっては寺山修司を知ることになりとても良かったと思った。 まどかぴあさん、ありがよう♪ でも共通チケットを買いそこなって、計8200円になったのが痛かった(自爆)