「往くも還るも」 西鉄ホール

teru10162008-08-16

19時〜 優待券 劇団太陽族
以前ブロガー会見で紹介した福岡の役者2人を使っての公演。 グレコローマンスタイル山下晶、万能グローブガラパゴスダイナモス椎木樹人(な、長い(^^;;) 舞台は1995年神戸新開地と福岡の製鉄会社の労組紛争をを同じ舞台道具で表現。 涙が出るほど福岡の二人を重んじて使っていただいた。 またそれに答えた二人も素晴らしかった。 方言の効果をうまく利用して福岡と神戸をいったりきたり。 相変わらず味のある役者さんぞろいで、南勝さん、森本さん、岸部さん・・・・良かった、今までに見た中で一番良かった。 やはり地元贔屓もあるのか山下、椎木両氏の活躍。 舞台が一部、福岡であったことなどなど・・・他にも労働組合の活発さは私が子どものころはあたりまえのことだった。 労働者の権利としてストライキやベア交渉など。 子ども心に春闘の最中は父親は帰ってこないと理解してたものだ。 別に偏っているわけではないけど、自分の人生の一部として親の闘争体験は刷り込まれている。 実にフラッシュバックする公演だったのだが、逆に全く実体験のない若者に理解できるのか? という不安はあった。 いや・・もしわからないとしても演っていくことが演劇人、映画人の務めなのだろう。 女優さんはみんなステキなのだが、千恵子役の佐々木さんが一番だった。 控えめでそれでいて芯のある強い女性。 まさに憧れである。 そういう意味では小窪さんもステキだった。 太陽族はずっと輝いていくと思う。 明治の女性が月から太陽になったように。