「王たるもの」 甘棠館Show劇場

teru10162008-08-17

15時〜 2500円 謎のモダン館
この日はいろんな選択肢があったが、予定がたてにくかったので、3本の演劇の中から究極の選択。 他は観ていないのでどうとはいえないけど、これは実によかった! 脚本もいつもの白濱さんの作品らしく丁寧で思いが伝わる作品だったけど、断トツのトピックスは役者「田中がん」さん。 歳は50代??ホームレスの役だったけど、すごいよ。。こんな役者さん、どこにいたの?って感じ。 福岡にだっていないよ、こんな役者さん。 そうだな・・・ばぁくうの佐藤さんのような役者さん。 びっくり、ほんとにびっくり。 彼を中心に見てた。 きっと稽古も彼を中心に回ってたんじゃなかろうかと。 それだけの存在感を感じた。 もちろん白濱さんも良かった、でも彼のこれだけの作品を彼以外演じれないところがこの劇団の辛いとこかも・・・  前説で出てきた新人君もまだまだ若いし、これから新人育成に力を入れなきゃね(^^) 女優さんはベテランも若きもなかなか♪ どの人が劇団員でどの人が客演かがわからなかったけど、いいキャスティングされていたと思う。  ある駅に集まってきた終電を逃した面々ははサラリーマンの夏山、OLの鈴田、もと風俗の有沢、駅の住人(?)であるホームレスの伊達とアザミは 彼らをいくさに引っ張りこむ。 殿を待っているとか河川敷に戦をしに行くとか。。。 最初は頭がおかしい一団かと思っていたが意外にも彼らはもう現世に戻れない者ばかりであった。 お盆の終わりにふさわしい話だった。 もうじいちゃんを思い出して涙出たじゃないか。(--、)クスン  あと劇場パンフがすごくおもしろかった、メイキングとか役者のプロフィールとか、四コマ漫画とか。。 こんなに細かい劇団はそうそう福岡にはいない。 きっとこれからどんどんメジャーになってくるんだとろうなと期待している。 謎のモダン館。