「警神」 唐津市民会館

teru10162008-09-23

13時半〜 2000円 唐津市民劇・第五回公演
福岡演劇のひろばで知り合った唐津の劇団「響」の渡辺ゆかりさんが久しぶりに役者出演するということで唐津行き決定。観劇友三人でアイノリ。 唐津の手前で美味しいイカの生き造りを食べて♪いざ往かん。 うわ!!人多いっ!!! こ、こんなに入る劇場???  唐津市民会館は建物は古いけど、重厚で中に入るとうわっ!! 三階席まであるっ!!  1000人は入るな〜  先日、小倉の市民劇を見てすごく感動したので(スキルに関しては全く目をつぶる)すごく期待して観た。 期待通りの素晴らしさでノンフィクションの話をうまく構成して万人に増田敬太郎が浸透することとなった。 高串で流行したコレラに対して派遣された警察官(明治時代は保健衛生機関は警察の管轄だったらしい)増田敬太郎は命がけで住民を守り、自ら感染して死んで行く、なんともやりきれない話なのだが。 住民の畏怖が尊敬に変わり、増田様と仰がれその死に皆が涙したという話に私も涙滂沱となった。 増田氏が熊本県泗水町出身ということで菊池住民も招いての公演であった。 菊池市市長の挨拶や唐津市長の出演などさまざまな演出がこころみられ市民劇としての意味が十分にあった舞台だったと思う。 役者はプロレベルから素人までさまざまだったが演出の西田カツオ氏のそのバランス取りが非常に上手かった。 主役の増田敬太郎役に三浦正之、なんと唐津市議(^^;;  演劇経験の有無はわからなかったが、素人とは思えなかった。 もし初めての出演であるのなら熱い思いが技術を超えたというか素晴らしい演技を見せてくれた。 地元に対する愛情は出演者並びにスタッフ全員から感じられ、本当に観れてよかった(^―^) 地方の演劇は歴史を継承するだけでなく地元愛を育むためにも必要なことだと思う。