「THE WINDS OF GOD 〜零のかなたへ〜」 西鉄ホール

teru10162008-09-25

19時〜 優待券 西鉄ムーブ111 薩摩宝山プロデュース
「オカアサン、センソウハモウイヤダ」 このメッセージをいやというほど受け取った。 むろん、主役の今井さんをはじめ役者の面々は私よりもはるかに若く、戦争のことなど知識以外では何も知らないのだ。 だけど、やっぱり役者魂というか役に入り込んでいくさまはさすがと言うしかない。 20周年ということで風化されがちな戦争のことを改めて再認識させられた。 キャストも現実環境も20年前とは大きく変わってきているのだが、カーテンコールで今井さんが言った、20年前よりこの戦時中の状況に近づいてきてるのではないか? という言葉に唖然とするよりも大きくうなずいた私がいた。 物質的にははるかに裕福になっているはずなのに、心が貧しくなっている。 さまざまな外因より心を病んでいる人が増えその為に犯罪も増えている。 戦争だけでなく外交(世界との交わり)や自然災害も異常な感じで悪化してきている。 映画で将来の絶望的な世界を示しているものも多いけど、作り物と笑えないところがぞっとする。 どうすればいいのかわからない。 どう伝えていけばいいのかわからない。 でも自分のできる限りでこの負の連鎖を断ち切っていかなければならない。 情報化社会なので、若い人もさまざまな歴史的事実は知ることができよう。 日本の地球の未来が今以上に悪くならないよう祈りたい。 実践していきたい。 今井さん、熱意をありがとう。 まだまだ頑張ってということはたやすいけど、確実にあなたの意思は若者に継がれていると思います。