「ゼチュアンの善人」  福岡女学院大学ハウイ館二階学生ホール

teru10162008-12-19

18時〜 無料 福岡女学院大学人文学部表現学科公演
女学院に行くのは3回目かな。 一度は学生と他の劇団員がやった「三代目、りちゃあど」 あと一回は・・・覚えてない・・・ 記録する前だったのかもしれない。 やっぱり記録って大事ねw 去年、東京演劇アンサンブルによる「セチュアンの善人」(ゼでなくセ)を見てひどく感銘を受けたのでこの日、九大の公演もあったのだがあえてこちらを選ばせてもらった。 まあ、近い、無料、というのも惹かれる要素だったのだが・・  作品はやはり素晴らしかった。 善人というテーマはひどく興味深いもので善と悪との線引きについて考えると夜も眠れなくなる(もちろん冗談ですが) 演出は初めての方だったようで、大変苦労しただろうと察する。 でも演劇部でなく学校の専攻としての演劇。 恵まれている環境での公演なので、別の苦労もこれから経験していくのかもしれない。 でもそれも演劇人のこやしになると思いますよ(^―^) 「善人」を探している神様。 ここゼチュアンにいたよ。 「善人」はますます重荷を背負わされる。 これじゃ正直物はバカをみる、の典型ではないか。 でも私も性善説支持なので人は誰でも善人。それをどれだけ表現できるかってことだと思っている。 シェン・テ&シュイ・タを演じた上野詩織さんは非常に魅力あふれる女優だった。 他大勢の役者さんが出演したが、初舞台の人も多かったらしく、レベル的な差が気になったが、学校公演ではしょうがないことかもしれない。 アントンクルーの岩井さんを観客席で見かけたが、彼の指導があるのならば、厳しい意見もきっとあるはずだ。 (後HPで岩井さんは同大学の教授だということがわかりました) 良い作品をこつこつと上演していくのは下手なオリジナル作品を作るより絶対勉強になると思う。 彼女らの上達を見せていただきたい。