「こわれゆく女〜your eyes only〜」 イムズホール

teru10162009-04-03

19時〜 共通チケット13000円 指輪ホテル
福岡演劇フェスティバル3年目が開幕。 いろんなご意見もあるけど、単純にたくさん観れるのはうれしい。 共通チケットも単品前売りを合計すれば約1万円はお得の計算。 まあ、見にいけない日もありそうだし、内容的にどうかっていうのは見終わったあとの感想で。 ただ、目玉商品としてもっと有名な劇団や役者なりを2〜3入れるといいんじゃないかな〜とは素人の意見でした。 それにしても招待公演のモダンスイマーズの料金には驚いた。 これで締めなので期待はずさないでくださいよ〜〜 さて、オープニングを飾るのは「指輪ホテル」 私は初めてみるのだが、下馬評は高い。 2日目だったので初日の感想を拾ってみたが、好評。 期待してはいけないと言い聞かせつつ期待する(笑) 今回の新作「こわれゆく女」と福岡で開いたWSの発表会も同時公開。 ワークショップショウイング「Food,clothng and shelter ...」ネーミング、かっこいい・・・ 食べ物と服(クロス?)と避難所?? どう繋がるのか・・・ 舞台はホールの中心に長いテーブルを据えて、入り口と反対側に客席を設置。 いつもの舞台が左側にある。 なんだか変な感じ。 ぞくぞくと入ってくる観客もいつもとちょっと違う。 なにが始まるのか・・・ まず代表の羊屋白玉さんのあいさつ、妙な感じの人。 たどたどしいことばで挨拶と諸注意。 目を合わせない??? 自分の生活とは異次元の世界なので特に気にせず。 WSの参加者らしき地元の役者たちがぞろぞろと登場。 食べ物、飲み物や椅子等を持ってきて、長いテーブルの周りに置く。 総勢20名くらい?数えてはいなかったけど多い。 知ってるのは峰尾さん、高野さん、田坂さん、樗木さん、大嶋さん、古賀さん、ぽちさん、ほかは顔はわかっても名前と繋がらない。 そろったと思ったら舞台あちこちで食べ始める。 しかも自分ではなく人に食べさせる、食べさせてもらう。 そういうルールのようだ。 それ以外は全くの無法。 手づかみだったり、テーブルの上に上がったり、走りまわったり、踊ったり。 笑いはあってもセリフはない。 見ていて楽しかったのだけど、ちょっと長かったかも。 しかし、どの部分がワークショップだったのかは今でもわからない。 演技でないものを演技に見せる? 閉じ込められたシェルター内での大勢の無秩序な食事風景を表現する、って? 自分の想像力のなさにがっかりする。 しょうがないけどね。 続いて羊屋さんと岡崎さんによる「こわれゆく女」このタイトルいい。 すっごくひきつけられる。 女って(男もかも)壊れる寸前で生きているような気がする。 昔よりどんなに奔放で自由になったと言え、女性は我慢している。 強いられている。 いつ壊れてもおかしくない状況で留まっている女が見られるのか。 今度は台詞がある。 テーブルの両サイドに座った二人は会話を続ける。 鍋に入れてやった鯉を捨てたとか、昔蝸牛を串刺しにしたとか。 間に鍋でピンポンをしたり、鯉の着ぐるみ(半身、真ん中からブツ切り)を着てでんぐり返りを繰り返すとか、サイドの小部屋をキッチン風にして料理風景を見せたりとか、少しも飽きさせない演出はスバラシかった。 それに二人の息がぴったりあっていた。 仲いいんだろうな〜(^^) 確実なストーリーのあるお芝居ではなかったから好きなタイプの公演ではなかったのだが、うーん・・もう観ないかも・・でもそういいながら、もし次回公演がくれば変な感じを観にいくのだろうな。