「ダンス・オブ・ヴァンパイヤ」 博多座

teru10162009-09-09

13時〜 14000円  
楽しみにしてた。 あの重厚なちらし、山口さん扮するクロロック伯爵の得体の知れない不気味さ。 役者さんは期待に違うことなく、すばらしい演技だった。 しかし・・・全編通して、これはコメディだと気がついたのが終わったあとw ナビゲーターのアルフレート(泉見洋平)は前説から終了後までこまごまと雑用をこなし、重要な役回りだった。 帝劇では浦井くんとダブルキャストだったけど、彼はたぶん他の公演があって泉見くんひとりで博多へやってきた模様。 浦井くんがこんなヘタレな役をどう演じるのか観れなくてちょっと残念だけど、泉見くんももはまりの役でよかった。 伯爵の息子ヘルベルト(吉野圭吾)は出てくるだけでステキで、ちょっとくるり回っただけで、色気と幸せをまきちらしてくれるのだけど、吸血鬼の息子としての存在感が希薄だったな〜  もちろん、誰もが思っただろう、薄い衣装にTバックのパンツ、長い素足は感じまくり(*^^*)  まあ、内容が希薄といえば、どの役もそうだったんだけど、アブロンシウス(石川禅)だけはさすが教授らしくて、吸血鬼退治に使命感を持っている様子が見えて良かった。 あの早口の歌とか、クロロック伯爵がサインを・・と言ったときのうれしそうな顔。 う〜〜ん。 いい味出してます。 美女と野獣のベルの父親を思わせた。 クロロック伯爵の出番が遅くてじりじりしたけど、・・1回見ただけではまだ彼の苦悩というか、心情までよみとれない。 サラを仲間にするのを1日伸ばしたのは単にご馳走は後で?との思いだけだったのだろうか? それとも迷い? 歌い方がエリザベートのトートとすごくかぶっていて、錯覚までしてしまったけど、トートじゃないんだ〜と自分に言い聞かせる。 あの手の動かし方がえらくわざとらしくて、自然さがないな〜とは思ったのだけど、全部、全部、あのすばらしい声で帳消しです。 吸血鬼たちのダンスはすごく良かったのだが、その前がお笑いの連続なので、「永遠、それは死にたくなるほど退屈」など歌われても実感がこもらない。 話しとしてはB級だったのだが、役者の豪華さ、舞台の豪華さ、ダンスのすばらしさ、コメディ要素満載で、あと2枚のチケットも楽しむことにします。 次回はもっといい部分をみつけたい。 14000円出してよかったと思う部分を見つけたい。 とりあえず、知念サラのスレンダーボディを堪能したので(子持ちと思えない)大塚サラも楽しみにしている。 博多座、苦戦とは言っているが、シティ劇場に比べればまだまし。 シティ劇場はしゃれにならないくらい窮地に陥っている。 これは私たち四季の会員がどうしようもないことだ。 9月末開幕のウェストサイド物語はまだまだ空席が多い。 観劇料も安くなったのでたくさんの人に、ぜひ見てもらいたいな〜